電車の優先席で化粧をする若い女性。迷惑行為に「恥ずかしくないの?」と注意したら“最悪な結末”に…
挙句の果てに車内で朝ごはんも食べるように…
「次の瞬間、事もあろうか、彼女は堂々とおにぎりを食べ始めました。化粧だけでなく、朝食も車内で済ませるなんて思ってもみなくて。『なにも電車内でおにぎりを食べることないのに、少しは我慢できないのかしら』と聞こえよがしに文句を言うと『誰にも迷惑をかけていませんから』とこちらを睨みつけてきたのです」 里香さんは、彼女のしれっとした態度を見て、マナーがなっていない人って本当にいるのだなと実感したのだとか。 「彼女はおにぎりを食べ終わると、片手にペットボトルのコーヒーを持ちながら、荷物を抱えフラフラと席を立ちました。そこで、すぐに『どうぞ座ってください』と70代くらいの女性を席に誘導して。最後まで彼女の態度は変わらなかったけれど、どうにか事なきを得てホッとしました」 しかし、ここで予期せぬ出来事が里香さんに襲いかかります。
思いもよらぬ形で女性に迷惑をかけられて…
「電車がカーブに差しかかると、車内が大きく揺れました。すると、20代くらいの女性がペットボトルを手にしたまま思いきりぶつかってきたのです。その結果、私の白いワイシャツにコーヒーがかかって、大きなシミができてしまって。電車が揺れたので体が当たったことは仕方ないと思ったのですが、車内でコーヒーを飲んでいた彼女のことが許せず。謝りもしないで、その場に立ち尽くす女性を見てただただ腹が立ちました」 里香さんは、このシミは自分で落とすのは難しいと判断し、クリーニングに出すしかないと思ったそう。 「思わず『だから、車内で飲食すべきではないと言ったでしょ』と彼女を叱りつけました。『このワイシャツはクリーニングに出すから、あなたがその費用を負担して』と迫ると、彼女はうつむくばかりで。そこで『クリーニング代の金額がわかったら連絡するから、電話番号を教えて』と話すも『そう簡単に連絡先は教えられない』の一点張り。 もうすぐ電車を降りなければならないこともあり、やむを得ず私の電話番号を教え、彼女からの連絡を待つことにしたのですが……。案の定、いくら経っても彼女からの連絡はありませんでした」 クリーニング代は少額だったものの、かなり後味が悪かったと話す里香さん。電車は利用者も多いので、こうしたトラブルが起こるのはそう珍しいことではありませんが、お互いに思いやりを持ってマナーを守り、気持ちよく過ごせる車内環境を心がけたいものです。 <取材・文/菜花明芽> ―[乗り物で腹が立った話]― 【菜花明芽】 ライター。ゾッとする実録記事を中心に執筆中。カフェでのんびり過ごすことが好き。
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