石破氏・菅氏・岸田氏が共同会見(全文2)責任を果たしたことにならない
総理の出席時間が他国に比べ長いのは事実
国会対応についてでありますが、それは質問する野党議員の後ろには、それぞれ十何万人という支持者がいるのです。私は若いころ、国会対策委員会をしていましたが野党に対決法案や予算で賛成してもらうことは無理でも、納得はしてもらえというふうに厳しく指導を受けました。そういうものだと思っています。頼むから分かってくださいという姿勢を持たねばならない。一方において、総理の出席時間が他国に比べて非常に長いということは事実なのです。 そして、政府委員の答弁というのも今のままでいいかというと、私はそうは思わない。総理が答えなければいけないこと、それは野党もきちんと厳選してもらいたい。いたずらに総理の時間を拘束する、それがあってはならないが、答えねばならないことにはきちんと答えるということだと思う。そこは国会の良識であり、野党の良識であり、問われているのは野党も問われている。それに誠実に答えるのがわれわれの責任です。
官房長官が朝夕2回会見している
菅:まず総理大臣の国会出席でありますけども、これは今、石破議員から話がありましたように、世界と比べて圧倒的に日本の総理大臣は国会に出席する時間が多いんです。時間がそれだけ取られていますから、国会出席というのは、やはり大事なところで限定して私は行われるべきだというふうに思います。そうしないとなかなか行政の責任者としての責任を果たせない。これ、海外との電話会談とか、さまざまな問題があります。最初、安倍政権が発足した際に、やはり予算委員会で予定以上に引っ張られまして、決められていた首脳同士の電話ができなくなってしまうとかいろんなことがありました。そして私自身、調べましたら、G7の国でこんなに総理大臣が国会に縛られている国はないということをまずご理解をいただきたいというふうに思っています。 総理の会見ですけれども、それについては官房長官、朝夕2回会見してるんです。これも世界のG7の中で閣僚が記者会見してるのはたった1カ国。それも30分ぐらい、週に1回です。30分ぐらいで終わっています。そういう面において日本は、内閣として、内閣の方針というのはこれは官房長官が責任持って説明するわけでありますから、こうしたことをしっかりと私は進めていく。そのことが大事だというふうに思います。 【書き起こし】石破氏・菅氏・岸田氏が共同会見 全文3に続く