【ウインターカップ2024】桜花学園を支えるアシスタントコーチ、白慶花&佐藤ひかる「相手に合わせるよりも桜花学園のバスケを」
桜花学園では昨年からOGの白慶花と佐藤ひかるがアシスタントコーチを務めている。高校バスケ界で全国優勝71回の実績を誇る井上眞一ヘッドコーチが選手たちに『勝者のメンタリティ』を植え付け、2人のアシスタントコーチはより選手に近い立場で日々の指導に当たり、精神的なサポートも行っている。桜花学園のバスケを知り、Wリーグなど幅広い経験を持つ2人に、今のチームを語ってもらった。
「個性が強くて、どこからでも点が取れるチーム」
──去年も取材をさせてもらいましたが、あれから1年が過ぎて、アシスタントコーチとして成長できた部分はどこでしょうか? 白 自己満足かもしれませんが、1年前に比べたら選手の気持ちを少しは汲み取れるようになったんじゃないかと思います。気持ちがノッている子はいいんですけど、元気のない子がいないかというアンテナは張るようにしていて、気になって声をかけたら案の定ちょっと落ち込んでいたり、そういうことが今年は増えたと思います。 佐藤 私はまだ成長したところが見つからないですね。インターハイにしても国体にしても大事なところで勝てていないので。 白 私の答え、めっちゃ恥ずかしいんですけど(笑)。あそこで聞いてる選手たちが「キョンさん、自己満だなあー」って思ってそう(笑)。 佐藤 みんな、早くご飯食べに行きなさい(笑)。 ──今年の桜花学園はどんなチームですか? 白 バスケ的なところで言うと、個性が強くて、インサイドとアウトサイドのバランスも良くてどこからでも点が取れるチームです。 佐藤 バスケと違うところで言うと、仲も良いし元気も良いです。ただ、楽しく騒げる時は本当にみんな楽しくやれるんですけど、「もうちょっと元気を出してほしい」というところで元気が足りないところがあるかもしれません。練習中も良く言えば自分のゾーンに入って集中できているのですが、本当はもっと声を出してほしかったり。高校生なので簡単ではないですが、そこは変わってほしい部分ですね。