食品からしか摂取できない「オメガ3脂肪酸(DHA)」を摂るべき理由と含まれる食品を徹底解説!
オメガ3脂肪酸が健康に重要だということは、きっと何度も耳にしてきたはず。でも、オメガ3脂肪酸にも種類があるって知ってた? 【写真】「オメガ3脂肪酸」が豊富な4つの食材 オメガ3脂肪酸には、実は3つの種類がある。中でもドコサヘキサエン酸、通称DHAは、体内で一番利用されやすいオメガ3脂肪酸であることがわかっている。「DHAが他のオメガ3脂肪酸と異なるのは、鎖の長さと、脳と目にもっとも多く存在している点です」と説明するのは、ニューヨーク在住で心臓病を専門とする管理栄養士のミシェル・ラウセンシュタイン氏。DHAは、DHAを自然に含んでいる脂肪の多い魚や藻類のほか、他の食品に添加されていたり、最近ではサプリメントとしても摂れるようになっている。 それにしても、DHAの何がそんなに優れているの? 十分に摂取する方法は? というわけで、ここからはDHAに関する基本情報をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。
DHA(ドコサヘキサエン酸)とは?
他のオメガ3脂肪酸と同様に、DHAは必須脂肪酸。体内で生成されないため、食品から摂取する必要がある。 でもこれは、あなたが何としてでも定期的に摂りたいと望む成分であることだけは間違いない。「DHAは、脳と目の細胞膜を形成して中身を保護する働きがあります」と話すのは、ニューヨーク在住の管理栄養士、サラ・ルーヴェン氏。「家の頑丈な壁のようなものだと捉えてみてください」 他のオメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸(ALA)やエイコサペンタエン酸(EPA)も同様の役割を果たしてくれるけれど、体はまず、ALAとEPAをDHAに変換する必要があり、これが結構大変な作業なんだとか。「植物由来のα-リノレン酸(ALA)は、多くの理由から健康に非常に有益ですが、DHAへの変換率はせいぜい3.8%くらいです」とルーヴェン氏。そのため、DHAを含む食品から直接摂取する(または、医師と相談した上でサプリメントから摂取する)のがもっとも効率的。
DHAがもたらす4つのメリット
では、DHAは具体的に何をしてくれるのか一つずつ見ていこう。