大阪市・松井市長が定例会見5月13日(全文4)予約は1本に絞っていただきたい
ヤングケアラー調査の狙い、意義は
日本経済新聞:あと、ヤングケアラーの話でお伺いしたいんですけれども、厚生労働省が今年の春、全国の調査を発表して、その上で大阪市が市内の調査をやるということの狙いというか、意義はありますでしょうか。どのようにお考えでしょうか。 松井:いや、これからはやっぱりもう、本当、どのようにってもう、当たり前の話だけどね。やっぱり子供たちに家庭の環境の差によって一部の子供たちが大きな負担とならないようにしていきたいということです。ヤングケアラーというのは子供らしい生活ができないということでしょ。家庭のさまざまな仕事が子供の肩にのし掛かって、子供らしく生活ができていないということですから、やっぱり子供らしい生活ができる環境をつくっていきたいということです。 司会:次の質問をお受けします。ほかございます? 毎日放送さん。
オンライン授業は授業時数として計算すべきか
毎日放送:MBSです。すいません、全然関係ない話なんですけど、きのうも聞かれたと思うんですが、オンライン授業が月末まで、宣言延長に伴って延長してる関係で、今、指針としては、このオンライン授業というのが授業時数としては計算されないような国のほうの基準になってるかと思うんですけれども、これについてオンライン授業は授業時数として計算すべきかとか今、松井市長のお考えとしてはいかがでしょうか。 松井:これ、ちょっと大臣に、萩生田大臣に言いますけど。ほな、なんのためにオンライン授業、これずっと導入してきたの? 去年の時点から、これは萩生田大臣から、これ急いでやろうぜって去年の時点に話、しましたよ。それはやっぱり第3波、第4波っていうのを見てね。去年の時点では、本当に学校を休校にして、とにかく1年のカリキュラム終わらないんじゃないのっていうことで、もうみんな必死でした。オンライン授業をやってきたっていうのはそういう目的があったからでしょ、目標も。なんでそれが対面授業と同じように、カリキュラムの日数に入れ込まれないのかというのは、1回大臣に直接聞きます。入れてくれって言いますよ。 毎日放送:分かりました。 松井:もちろん、学ぶ、そういう遅れてるっていうのが、はっきり現場で確認できた場合は、補習とかも含めて、子供たちの学力格差につながらないようには、これはやっていこうというのは教育委員会とも話をしています。 毎日放送:分かりました。あと、先ほどの保健所の件で1点だけお伺いしたいんですけれども、応援職員を入れて、今時点で45人持ち越しというふうに、かなり改善はされてると思います。ただ、また同じように感染爆発が起きたときに、またその都度応援職員をという形になると、どうしてもまた800人ほどの待ちが出てしまったという事実は、4波の今時点でもあると思いますので、それを踏まえて、今後、例えば応援で来ていた人をある程度定着化させるとか、そういった考えとかっていうのはありますでしょうか。 松井:これは組織を運営する者として、日本でなぜ保健所の業務というのが規模も含めて縮小してきたか、これはもう国の大方針の下ですよ。それは何かといえば、公衆衛生環境が素晴しく良くなった。われわれが子供のときっていうのは本当に結核等の感染症っていうのはまだまだ広くやっぱり脅威であって、僕よりもちょっと上の世代やったら本当にそういうことで命に関わるっていうのはもう日常茶飯事のように起こってた。