大阪市・松井市長が定例会見5月13日(全文4)予約は1本に絞っていただきたい
市民にはどう予約に取り組んでほしいか
NHK:すいません、NHKの清水と申します。ちょっとお話が戻っちゃうんですけど、現状、今、大阪市として、大阪市内の市民からすると、ワクチンの接種方法が市の独自のやつと、市の大規模接種会場と防衛省っていう、3とおりが想定できるのかなっていうところで、二重予約を防ぐ仕組みとかもないことから、若干混乱するのかなっていうところもあると思うんですけど、そのすみ分けについての市長のお考えと、市民に対してどういうふうに予約に取り組んでほしいかっていうお考え、伺えますでしょうか。 松井:ぜひ市民の皆さんにご理解いただきたいのは、二重予約したからって二重にワクチンを打てるわけではありません。接種券1つなんで、接種券同じなんでね。接種済証も、接種券に貼られてるやつを貼るわけだから。だからぜひとも、二重に予約したからといって、その効果が上がるわけでもなんでもないんでね。今のところは大阪市の各区、それから大阪市の個別接種、それから集団接種は全て把握できますけども、国の会場で接種された場合は、把握ができません。ですからぜひ予約については二重に予約されると片方の予約、行かなかったほうはドタキャンになりますんでね。これはワクチンを余らすことにもつながりかねないんで、予約は1本に絞っていただきたいと、こう思っております。 また、都合によって予約をやり替えた方については、例えば大阪市の予約した日よりも国で予約したほうが、要は自分がその会場に行きやすかったとか、そのほうが接種する日が早くなったとか、そういう事情で予約を乗り換える場合は、ぜひともご連絡をいただきたいと、こう思います。 司会:次の質問をお受けします。日本経済新聞さん。
3500人体制とはミニマムに求められる数字か
日本経済新聞:日経新聞の高橋と申します。話戻って、市の大規模接種会場についてなんですけれども、3500人体制を目指すというところで、この数字というのは7月末までに高齢者接種を終わらせるための、ミニマムの求められてる数字ということなんでしょうか。 松井:7月末までに終わらそうと、今、大阪市の高齢者数っていうのは70万。で、2回接種ですから140万。それは全てですからね。だいたい、きのうもちょっとワクチン会議にも行ったけど、そのうちの7割の方が接種を求められると、望まれるんじゃないかなという、そういう計算ですけど。全国の状況というか、われわれもいろんな声を、高齢者の皆さんも、一般の方からも声聞いてると、本当にワクチン求められてるというのは、今、8割、9割の人が接種したいという、そういう希望をされるんじゃないかなと思ってますんで。大阪市内、70万の高齢者の皆さんが7月末までに終わらせられる、今その中でも高齢者の70%、7掛けの人と思ってますけど、これが8割になってもなんとか終わらせるように集団接種、大規模接種会場を含めてそれぞれの接種会場の能力を高めていきたいと、こう思ってます。 日本経済新聞:すいません、あと歯科医師が打ち手で、医者は、ドクターは予診したりというような方針なんですけれども、これ、医者が想定よりも多く集まったら打ち手に回るということもあり得るんですか。 松井:想定より多い場合は、ラインを増やしていきたいと思います。とにかく多ければ多いほど僕はいいと思ってます。ドクターも歯医者さんも。今、日3500人ですけど、何度も言いますけども、これが今うれしい悲鳴で、大勢の人が協力いただいたら、日5000人、6000人と打てるようになれば、65歳以下の方にも、これはモデルナも承認をされて、ジョンソン・エンド・ジョンソンとかも承認されてくればワクチン量が増えますから。だからもう、多ければ多いほど、こちらとしては大歓迎です。