広島・塹江 オフは「野球脳強化」 直球+αの配球見つめ直す「打者が嫌がりそうなことを確率を高く」
広島・塹江敦哉投手(27)が20日、今オフのテーマに「野球脳の強化」を掲げた。今季はサイドスローに転向し、自己最多の53試合に登板。防御率1・58をマークし、救援陣の中で存在感を放った。2年続けての活躍に向け、自身の投球を俯瞰(ふかん)して分析していく。 見つめ直すのは配球面。投球割合の7割以上が直球だったことに触れ、「どうやって違う球種で分散していくか。できることの中で、打者が嫌がりそうなことを確率を高くできるようにってのを考えてます」と進化を誓った。 この日はマツダスタジアムを訪れた左腕。「野球脳が養われてるなって思うのは結果が出てから分かる。難しいですけど、感覚とデータのバランスを考えながら取り組んでいきたい」。飽くなき向上心でさらなる高みを目指していく。