新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文3)若い世代の接種率高めていきたい
現時点での自己評価と見通しを聞きたい
共同通信:共同通信の飯川です。高齢者や基礎疾患のある方への優先接種を経て、残りの多くの国民の皆さんの接種となるかと思います。その開始時期はおおよそいつごろになると考えればいいのかというのと、大臣、担当となってから、この間、EUの輸出管理強化、あるいは1瓶当たりの接種回数の変更など、さまざまな事態が生じていますが、こうした事態に対応できているとお考えか、自身の取り組みが順調と言えるのか、現時点での自己評価と併せて見通しをお聞かせください。 河野:どれぐらいのスケジュールになるのか、おそらく今後、ワクチンの供給がスムーズになってくれば、今は供給スケジュールが日程を一番大きく左右していますけども、ワクチンの供給がスムーズになってくれば別なものがボトルネックになってくるんだと思います。そのときに自治体にスムーズにやっていただくために国がどのような支援ができるかということは考えていきたいと思っております。 まだ現時点で高齢者の接種にどれぐらい掛かるか、われわれは2カ月と3週間を目標にと申し上げておりますけども、実際にどれぐらいになるかというのはもう少し自治体の準備状況が見えてこないとなんとも申し上げられませんので、そこは少々お待ちをいただきたいと思います。 これだけの大きなプロジェクトですし、予防接種も、かつての義務からだんだんと努力義務に変わり、大きな集団接種というのを自治体が経験していない中で、全ての自治体にお願いをしているわけでございますから、おそらくこれから先もいろんなことが起こると思いますし、大きな地震もありましたし、また今後もいろいろな災害は起きるだろうと思います。 そういう中で、いかに何か起きたときにそれに対応できるかっていう、その問題だと思っておりますので、何か、一から百まで計画がびしっとできて、さあいこうっていうよりは、若干ぶらぶらしているけれども、何か起きたときに柔軟に対応できるというほうが、最終的には強いのかなと思ったりもしております。 いろんなこと、これからも起きると思いますけれども、終わってみて、振り返ってどうだったかって、1冊の本にでもなるんじゃないかと思いますが、今のところは頑張っているとしか言いようがございません。 司会:ほかにいかがでしょうか、一番後ろ。 【書き起こし】新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見 全文4に続く