新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文3)若い世代の接種率高めていきたい
小泉環境相と広報の面でどう連携するのか
テレビ朝日:テレビ朝日の柴田です。大臣の情報の発信についてお伺いしたいと思います。大臣、これまでツイッターやホームページなどを立ち上げられて、ワクチンに対する情報を発信してこられました。一方で、自治体に対して供給スケジュールの情報公開がなかなか進められないという課題も見えてきました。これまでの1カ月間のご自身の発信をどう振り返られるかということと、あと以前、小泉環境大臣と広報の面で連携をしていかれるというふうにおっしゃっていましたが、今後どのように連携していかれるのかお聞かせください。 河野:自治体が一番必要としている供給スケジュール、高齢者への接種の開始の日程がなかなかお伝えできないというところは私ももどかしく思っておりますし、ご迷惑を掛けている部分は率直におわびをしなければいかんと思いますが、そこについてはできる限り自治体に迷惑の掛からないような形でスタートを切れるように、今、いろいろと作戦を考えているところでございますので、なるべく早くこういう形でスタートしていきたいということをお知らせしたいというふうに思っております。ワクチンも、ファイザー、承認されましたので、まずこのファイザーのワクチン、メッセンジャーRNAワクチンというものはどういうものなのかということをしっかりとご説明できるように発信をしてまいりたいと思っております。 官邸のホームページにも窓口をつくって、少し難しい情報も、詳しい情報も、厚労省のホームページにしっかりリンクを貼って、興味のある方にはぜひそちらも見ていただけるようにしていきたいと思っておりますし、ツイッターでもなるべく早く情報発信をしていきたいと思っております。なかなか、正直言って、まだまどろっこしい部分がありますが、広報チームも少しギアを入れ替えてもらって、いろんな情報をいち早く出せるように努めていきたいというふうに思っております。
5回分を使った後に残った液は廃棄するのか
司会:ほかにいかがでしょうか。一番後ろの時事通信の【トドコロ 00:35:50】さん。 時事通信:時事通信のトドコロです、よろしくお願いいたします。先ほどもご質問あった、ワクチンを6回取れるか5回取れるかというところの点なんですけれども、現在、特殊な針の調達を進めていて、先行接種の対象の4万人はちゃんと6回取れるということなんですけれども、これは仮に高齢者接種が始まる前までに6回取れるものが調達できないとなると、調達できるまで待つのか、それとも5回分の注射器を使うのかっていうところを教えていただきたいのと。 仮にその5回分を使った場合に残った液は、今日、長官は廃棄をするんじゃないかということをおっしゃっていたんですけれども、これはやっぱり廃棄をするっていうことになったんでしょうか。それとも規制改革という手法で使えるっていうことにもなるんでしょうか。その点を教えていただけますか。 河野:高齢者接種を遅らせるようなことはなるべくしたくないと思っておりますんで、私の目標は医療従事者370万人のところから6回取れる針、シリンジで始めたいと思っております、という意気込みでございますが、万が一高齢者の接種に調達間に合わなかったときには5回で始めざるを得ないのかなと思います。おそらくその場合余るのは、針やらシリンジの中に余るわけでしょうから、それを再利用ということはおそらくできないんだと思いますんで、そういうことがないように、貴重なワクチンを廃棄するということがないように、とにかく針とシリンジの調達を一生懸命頑張りたいと思っております。 司会:ほかにいかがでしょうか。そちらの。