新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文3)若い世代の接種率高めていきたい
ナショナルデータベースの開発状況は
日経BP:日経BPの長倉と申します。ワクチン接種記録のナショナルデータベースについてお伺いしたいんですけれども、こちら、高齢者の接種に間に合うようにということなので、4月にはスタートできるようにということだと思うんですけれども、こちらの開発と調達のご状況についてお伺いできますかというのと、あとIT室のほうからスコープとQAが示されていると思うんですけれど、その中で予約システムとの連携については今後検討するというふうにあったんですが、こちらの検討状況についてお伺いできますかっていうのがもう1つです。 あと最後に、自治体が、こちらダッシュボードからデータ活用できるようにということを想定されていると思うんですが、具体的にどのような形、日次でアップデートされたものを見て連携していくのかとか、具体的な活用方法について伺えますでしょうか。以上です。 河野:今のスケジュール感でいけば4月のスタートには間に合うと、これが4月1日スタートでも間に合うというスケジュール感です。どこかの段階で自治体にきちんとデモできるようなことにしていきたいというふうに思っております。取りあえず、しっかりと個人の接種記録を取り込んで、クラウドの上で自治体が管理するデータベースにそれを取り込めるようにしていきたいというふうに思っております。それをバージョン1.0とすれば、それがまずスムーズに流れていったあと、さまざまな付加価値を加えるかどうかというところは検討していきたいと思っております。 自治体のシステムが、予約システムがうまくいっていれば、もうそれで十分だと思いますし、今大事なのは自治体がやられているシステム、あるいは厚労省のV-SYSの開発に影響を出さないというのが一番でございますんで、そことはまったく切り離した形で今、開発を進めております。それぞれがしっかりと滑りだしたあと、何ができるかというのは考えていきたいと思っております。 このナショナルデータベースのダッシュボードを使って、その日の接種人数などというのも国は把握していきたいと思っておりますし、自治体も、そのダッシュボードを使ってV-SYSに入力をする数字などが取れるようになれば、さらに自治体の手間が省けますので、そういうことができるようになんとかしてまいりたいというふうに思っております。システムの内容が固まり次第、これは自治体にもお伝えをいたしますし、また公開をしてまいりたいと思っております。 司会:ほかにいかがでしょうか。まだ指していない、一番前の。では。