都政の構造改革で「FAXレスほぼ達成」小池都知事会見1月27日(本文1)
米粉いっぱいパンを都内の全公立小中学校の給食に活用
それから、今度3つ目のテーマでありますけれども、パンが2つ、ここ置いてあるんですけど、学校給食でこれ、米粉のパンなんですけれども、これを学校給食を通じてもっと普及させましょうということ、取り組みです。かねてから都は食文化といいますか、食料安全保障と私は言いたいところなんですけども、子供たちが日本の食文化や生産地などへの理解を深められるように、学校の給食で国産食材を使った食育を進めてまいりました。その一環でもございますが、令和5年度、米粉の使用量が、これ市販品よりも多くなってるんですね、米粉の使用量が。で、名前が米粉いっぱいパン、そのままですけど、米粉いっぱいパン。これを都内全ての公立小中学校の給食に活用するというものです。 学校では米粉パンと、それに合う国産食材を使ったおかずを工夫していく。また、オンラインで農家の方の話を聞くなど生産地との交流も行ってまいります。1月から先行して21の小中学校で約8700人分の米粉パンを使った給食の提供が始まっております。子供たちには、この米粉いっぱいパンを食べて大切な日本のお米をもっと好きになってもらう、そういうふうに進めていきたいと思っております。教育庁が担当しております。 ということで、今日は3点ですが、予算などたっぷりお伝えをいたしました。それでは、どうぞ。
一般会計総額が2年連続過去最大。財源どう確保する?
記者:ありがとうございました。それでは質問に移ります。1月幹事社の共同通信のほうから、初めに2点伺います。1点目は23年度当初予算案についてです。一般会計の総額が2年連続で過去最大となり、初の8兆円台ということになりました。少子化対策や都市強靱化など、喫緊の課題に重点配分された結果だと思いますが、一方で今後のコロナ対策費ですとか、追加補正を踏まえますと、歳出はさらに膨れ上がる可能性もあります。知事は先ほど財源確保にも取り組まれているというお話でしたが、この点についてご見解をお伺いします。 まとめて2点目もお伺いします。新型コロナの感染症法上の分類変更についてです。政府は今日の午後にも、5類への引き下げる時期を5月8日とすることを正式決定します。公費支援と医療体制の方向性については3月上旬をめどに具体的な方針を示すとのことですが、ここの点についても知事のお考えをお願いします。 小池:2点のご質問、まず予算案についてでございます。今回の予算案では子供の育ちへの応援、そして全ての都市活動の基盤となるのが安全・安心、これの確保。そして、これらは一刻の猶予もない現状。少子化も安全・安心も非常に喫緊の課題であると、一刻の猶予もない現状ということから、「未来の東京」の実現につながる大胆な施策の盛り込みという形になりました。 後半のほうのご質問では、財源等々、どうやって今後やりますかというご質問ですけれども、引き続きワイズスペンディングの取り組みを続けていきます。それと、新たな基金を創設して、基金残高の確保や、都債の発行抑制など、将来も見据えました形で財政対応力の確保に努めてまいります。持続可能な財政運営にも配慮しながらコロナ対策も含めて、必要な施策をタイミングを逸することなく的確に講じていくという考えであります。 コロナについて、5月8日に5類引き下げ時期とするという方針を固めた件でありますが、きのうもモニタリング会議で、医療の現場におられる先生方もおっしゃっておられたかと思います。やはり医療現場、また都民の不安、混乱、これにつながることがないように段階的に移行を進めるべきということ、そして移行に当たっての医療提供体制、公的負担の在り方、早期に示すことということで国に要望をいたしております。一定の準備期間や段階的な移行を行うということを今日の会議で示されておりますようで、都の要望を受け止めていただいたと、そのように受け止めております。 【書き起こし】小池都知事会見1月27日 全文2に続く