エイドリアン・ニューウェイのアストンマーティンF1加入は、どう決まったのか?:その時系列を追う
9月:アストンマーティンがニューウェイとの契約を発表
一方でフェラーリは、事実上争奪戦から撤退していた。ニューウェイを獲得するために多額の予算を確保してはいたが、金額面での競争ではアストンマーティンには太刀打ちできないと感じていたようだ。 「ローレンスの情熱と献身、そして熱意は、とても魅力的であり、説得力があった」 そうニューウェイは語った。 「現実的には、20年前を振り返ると、現在チーム代表と呼ばれている人たち……つまりフランク・ウイリアムズやロン・デニス、そしてエディ・ジョーダンなどはチームオーナーでもあった。現代においては、ローレンスは唯一きちんと活動しているチームオーナーであるという点でユニークだ」 「ローレンスのような人がこうやって関わっていると、違った気持ちになる。昔ながらのモデルに戻り、株主やパートナーになるチャンス得るということは、これまでの私にはなかったことだ。だから、少し違った見方をしている。とても楽しみだ。そして、とても自然な選択だった」
Jake Boxall-Legge