小池都知事が定例会見8月27日(全文1)若い方々の接種意欲は極めて高い
大規模接種会場で妊婦および同居家族の接種を開始
こうした若者のワクチン接種の機会を確保するために、今回の渋谷以外に、今も都庁の南と北の展望室でワクチン接種を行っています。それに加えて乃木坂会場、こちらも加えますと合計3カ所で、8月30日、来週月曜日から、若い方々の、これは事前の予約を受け付ける形になります。渋谷は当日予約なしでも行って抽選と。そして都庁南北の展望台および乃木坂のワクチン接種のこちらは予約して行くという方法で、選び方も多様になるかと思います。 それから妊婦の方へのお知らせを、あらためていたしておきます。きのう都は、公表いたしましたけれど、都としての大規模接種会場6カ所で、妊婦さんの方、パートナー、同居家族への接種ができるようにということを申し上げて、これに乃木坂の会場も加えますと、合計で7カ所の大規模接種会場で、今申し上げた妊婦の方ご本人、それからパートナー、同居家族への接種を開始いたしました。予約のほうは、こちらもご覧のQRコードからご予約していただいて、ワクチンを受けていただきたいということであります。 また、コロナ禍で妊娠されて出産されるということについて、いろいろご不安なことが多いと思いますが、これについて相談に専門職が電話やメールで応じるというシステムがございます。妊娠相談ほっとラインという、そういう、これは妊娠、出産に関して、これまでもすでに設けているところですけれども、特にコロナ禍で不安が募る方々にもしっかり対応できるようにしております。
学校で陽性者を早期把握する取り組みを実施
この妊娠相談ほっとラインですけれども、昨年から助産師さんによるオンライン相談を実施しておりまして、また、外出を控えておられる妊婦の方々にきめ細かな支援をしているところであります。分娩前のPCR検査をご希望になる妊婦の方にも、この検査費用の助成を行っております。そして感染された妊産婦の方には、助産師、そして保健師などが寄り添う相談支援なども実施をしているところであります。 コロナで自宅療養中に入院が必要となった妊産婦の方につきましては、保健所と入院調整本部、連携しまして、周産期搬送体制という、この体制も活用、これもこれまであったものでありますけれども、この体制をより活用して円滑に入院できるようにしております。これからも、区市町村とも連携しながら、コロナ禍において不安を抱えながら出産、育児に臨む方々、しっかりと応援をしてまいります。 それから学校です。来週から多くの学校で2学期を迎えることになりますが、学校における感染症対策の強化のために、陽性者を早期に把握する取り組みを実施いたします。具体的には都内の公立学校、また私立学校、私立(わたくしりつ)の学校で感染者が発生した場合、必要に応じて速やかにPCR検査が実施できるように進めていくというものであります。それと登校後、体調を崩すなどの場合を想定しまして抗原簡易キットを高校や小中学校、幼稚園において活用できるよう準備を進めてまいります。 あらためて医療提供体制についてでありますけれど、まとめますと、といいますか、基本的に今の認識は医療非常事態であります。行政、都民、事業者、一体となって、攻めと守り、この双方の対策を展開することで、この危機的状況を総力戦で打開してまいります。デルタ株というのは、これまでとは違う強敵であります。基本に立ち返った取り組みの徹底を引き続きよろしくお願い申し上げます。 続いて3点目のテーマでありますけれども、東京2020パラリンピック大会についてであります。24日に行われた開会式ですけれども、誰もが挑戦できる共生社会のメッセージを世界にも知らしめる、伝える、素晴らしい式典であったかと思います。過去最大で254名の日本勢のアスリートが参加する大会であります。早速初日から白熱した試合が繰り広げられているところです。