小池都知事が定例会見8月27日(全文1)若い方々の接種意欲は極めて高い
感染しない、させない行動を
これはご自分の命だけではなくて、大切な友人やご家族などを守るため、そしてまた、最前線で奮闘し続けておられる医療従事者などの皆さまの思いにも応えるためにも、最大限の警戒、そして基本、感染しない、させないという、そのための行動をぜひともお取りいただきたいと思います。 そして毎回ご報告いただいている人流でありますが、西田先生のほうから、都内の人流についてはお盆明けからまた、ぴよんと右肩上がりになってるという指摘がありました。特に夜間に、繁華街に滞留している年代でありますけれども、重症患者の約8割を占めているのが40代、50代なんですね。そしてまた、40代から60代も加えると8割になるわけでありますが。その方々がちょうどこの夜中の夜間滞留人口の一番高いところを占めているということも相関関係ではありますけれども、これらについてもぜひ皆さん、きのうは先生方から直帰をお願いしますという話もありました。ぜひそれらのことを、ちょっとよく行動パターン、行動についてお考えいただきたい、そして気を付けていただきたい、最大の注意を払っていただきたいということであります。 何度も言いますけれども、ウイルスというのは目に見えないだけで災害が広がっているということであります。また、ウイルスというのは人を介さずしては、そのものは生き延びることはできない。だからこそ隔離という方法を取るわけでありますけれども。昼夜、平日、休日にかかわらず、不要不急の外出はお控えくださいと、しないでくださいと、そしてコロナを家庭に持ち込まないようにしてくださいということを申し上げております。
業種別ガイドラインの見直しを
仕事の進め方や取り組み方も、何度も申し上げますけれども、工夫してください。これまで出勤者数を7割削減してくださいと言っているのを、別の表現にしますと、出勤者数を最大でも3割に抑制してくださいということを申し上げて。これはもう事業者として、また経営者として、経営管理の一環としてお考えいただく。社員の方々を守るという意味でもぜひお願いし、また、社員の健康を守ると同時に、この際、働き方、経営の在り方、管理の在り方などを見直すことによって、企業そのものの存続をより効率・効果的にしていくきっかけにしていただければと、このようにも思います。 そしてデルタ株、変異株の猛威に鑑みまして、業種別のガイドラインというのがありますけれども、その見直しの強化を国に要望いたしました。そして今回の基本的な対処方針にそれを、ガイドライン見直しということも盛り込まれたところであります。ぜひ業界団体の皆さまにはそれぞれの業態の特性を踏まえて議論していただく。 まずここで、このデルタ株というのはこれまでと違うんだよということを業界全体、1つ1つ、それから業界の一員であるそれぞれのお店や事業者の方々が、これまでとは違うという、その認識を持つと。そしてまた、それに対しての対策を考え実行するということが大きいことになります。そして所属する事業者の皆さまには、このガイドラインを見直して、そしてそれを新しいルールとして、周知徹底をお願いいたします。 それから商業施設などの皆さんには大変ご協力いただいて、入場整理などへの実行を早速行っていただいています。例えば現在、いわゆるデパ地下などの入場者、5割に削減ということを目標に、都とそれぞれの店舗で意見交換を行っておりまして、実効性のある具体的な対策につながっているという状況です。百貨店などの皆さんは非常に創意工夫されておられます。その優良事例もありますので、都といたしましてもそんな例を、モデルケースをホームページ上で幅広く発信をしています。各店舗とそれらのことを共有することで、あそこの百貨店はこういうことをやってるんだとか、百貨店業界でつながってはいますけれども、いろいろそのことも都民にも知らせる。そのような形で感染防止対策を推進していくということであります。ぜひこの点もご協力よろしくお願いを申し上げます。