“2度目の挑戦”で菅野智之はMLBで通用するか 米記者たちが論じる“懸念材料”とは?「いいオファーがなければ、日本を離れない」
「ベテラン投手として新たな方法で成功を収めている」
ただ、ポジティブな要素がないわけではない。菅野について「短期契約で、トップクラスの先発投手を補強したいチームにとって、スガノは興味深い選択肢になり得る」と伝えた米移籍専門サイト『MLB Trade Rumors』は、こう綴っている。 「今季のスガノの奪三振率は、2016年から20年にかけての24.2%よりも低かったが、彼はベテラン投手として新たな方法で成功を収めている。今季の与四球率2.6%はキャリアベスト。彼の奪三振と四球の比率は6.94で、2016年に次ぐ数字だ。 さらに対戦した608人の打者に対して被本塁打はわずかに6本で被本塁打率は0.99%。これは彼のキャリアの中で最も低い本塁打率であり、21年から23年の2.91%の被本塁打率よりも大幅に低くなっている。さらにスガノは3試合に完投したが、21年以来、1試合も完投していなかった」 今回の報道を伝えたフランシス・ロメロ記者は「いいオファーがなければ、彼は日本を離れない。多くの関係者は1年契約+オプション以上にはならないと予想している」とシビアな見方も展開しているが、果たしてどうなるか。 いずれにしても、34歳のベテラン右腕は、今オフの小さくない話題となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]