【1年生で小学校6年間の漢字を制覇】小学4年で漢検準1級に合格のスーパーキッズ! 国字、故事成語、古典を含む約3000字をどう制覇した?
4年生の10月に大学レベルの漢字を習得
小学1年生で6年間に習う漢字を全て覚えた、現在5年生の金瀬龍哉(かなせたつや)くんは、3年生の10月に漢字検定準1級に合格。2023年度の準1級最年少合格者として、特別賞を受賞しました。「漢字は知れば知るほどおもしろい」と話す龍哉くんと、応援してきた母、智子(ともこ)さんにお話をうかがいました。 【画像6枚】準1級で最も使用した問題集や辞書、漢検受検に向けて勉強する龍哉くん。字も達筆! ■2年生で初の漢検 「力試しに」 ――漢検を受けようと思ったきっかけは? 龍哉くん: 小学1年生の時に6年生までの漢字を全部覚えたので、自分の実力を試したくて2年生の6月に6級を受けました。初めての試験で少し緊張しましたが、200点満点でした。 ――すごいですね。その後のステップアップを教えてください。 龍哉くん: 2年生の間に3級まで合格し、3年生の10月に準2級と2級をW受検して、どちらも合格しました。4級は200点満点で、日本漢字能力検定協会賞を受賞しました。 ――2級は対象が常用漢字2136字で、高校卒業・大学・一般程度レベルとされていますが、3年生で合格とは驚きました。 智子さん:2級までは割と順調に来たんです。点数も良く、2級は190点、199点だった準2級も全国検定振興機構 理事長賞をいただきました。 ■準1級で初めての不合格。あきらめず、3度目の挑戦 ――準1級を初めて受けたのはいつですか? 龍哉くん: 3年生の2月です。2級に合格した勢いで準1級もやってみたいと挑戦したのですが、145点で不合格でした。 ――2級合格からわずか3か月後の挑戦ですが、どうやって勉強したのですか? 龍哉くん: テキストをひたすら解いて試験に臨んだのですが、準1級は常用漢字を含めて、約3,000字が範囲なので、ちょっと間に合いませんでした。過去問の点数がギリギリだったので、合格は厳しいかもしれないと少し思っていました。 ――初めての不合格、どのように受け止めたのですか? 龍哉くん: 悔しかったけど、諦めずにもう1回受けようと思いました。 智子さん:準1級はかなり難しいので、2級まで取れたら十分なのではないかと本人に言いました。でも、負けず嫌いなんでしょうね。本人が「もう1回受ける」と言うので、サポートできることはしようと思いました。 ――2度目の試験はいかがでしたか? 智子さん:2度目は153点でまたしても不合格。でも、合格基準の160点まであと少しのところまできた手ごたえのほうがありました。本人は、次は絶対に合格したいと、3回目の試験前は、メインテキストに加えて、別冊の漢字一覧表まで確実に覚えていました。 ――3度目の挑戦で見事、合格されました。 龍哉くん: あともう少しだ。頑張るぞと心に決めて頑張ったので、合格したのはやっぱり嬉しかったです! 智子さん:161点でギリギリだったんです(笑)。でも、本当に良かった。合格した時の喜びはすごかったですね。