大好きなお母さんが他界し、実家でひとり暮らしする猫 その日常に「涙が溢れてくる……」「温かい気持ちになりました」
実家で一緒に暮らしていたお母さんが他界。住み慣れた家で暮らし続けている猫ちゃんの動画がYouTubeチャンネルに投稿されました。記事執筆時点で動画は29万再生を突破しています。 【画像】うれしそうに甘えるミコちゃん
お母さんとの思い出が詰まったお家で
登場する猫ちゃんのお名前は、キジトラ柄の「みこ(愛称:みーこ)」ちゃん(推定13歳)。これまで投稿者さんの実家で80歳のお母さんとふたり暮らしをしていました。 2024年3月、お母さんが首の血管の手術で2週間ほど入院。その間は息子である投稿者さんが実家に通い、みこちゃんのお世話をすることになりました。ところが手術から3日後、お母さんは入院先の病院で脳梗塞を発症し、自宅に帰ることができなくなってしまいます。それでもみこちゃんに会いたい一心で、半年間のリハビリを頑張っていたお母さん。なんとか外出できるまでに回復し、いよいよ「みこに会える!」と楽しみにしていた矢先、くも膜下出血で他界してしまったのです。 投稿者さんの妻は猫アレルギーのため、どうしてもみこちゃんを自宅に連れ帰ることができないことや、お母さんが生前に「みこは実家が大好き」「環境を変えずにこのまま世話ができるなら一番良い」と話していたこともあり、投稿者さんは今後について思い悩みつつ、しばらく毎日実家に通う形で、みこちゃんのお世話をすることにしました。
おしゃべり上手なみこちゃん
この日も、早朝仕事前に実家を訪れた投稿者さん。すでにみこちゃんは、ドアの前でスタンバイしていたようです。ドアを開けると、みこちゃんは「おはよう! いらっしゃい」と言うように「にゃ~ん」と鳴き、元気いっぱいにお出迎え。投稿者さんもみこちゃんに「おはよう」とあいさつし、取ってきたみこちゃん用の草をセットしました。 投稿者さんになでなでしてもらうと、おしゃべりしながらうれしそうに甘えるみこちゃん。投稿者さんにお尻を向けたり、喉をゴロゴロと鳴らしたりする様子からは、みこちゃんが大きな信頼を寄せていることが伝わってきます。 実家は24時間エアコンをつけっぱなしにしているので、まずは部屋の窓を開けて換気。その後は、みこちゃんのブラッシングタイムです。自らブラシに近づき、気持ちよさそうにお手入れをしてもらうみこちゃん。きっとお母さんにもこんな風にやってもらっていたのでしょうね。 ブラッシングが終わると、みこちゃんは「こっちに来い」とばかりにお家の中を先導。どうやら、プレゼントした猫草を食べてくれるようです。おいしそうな草を厳選し、うっとりした表情で食べてくれるみこちゃん。この時期は見つけるのが大変だそうですが、苦労してつんできたかいがありました。 その後は、お外を観察するみこちゃんを見守りつつモフモフタイム。仕事に行くギリギリの時間まで、たくさんみこちゃんをなでなでします。それからごはんとお水の準備やトイレ掃除、ゴミの片付けなどを済ませ、「帰るぞ~、お留守番頼んだぞ!」とみこちゃんに話しかける投稿者さん。戸締りをしっかり確認して、今日も仕事に向かったのでした。 コメント欄では、「よくお喋りするとっても可愛い子」「お母さんが帰ってこなくて寂しいかもしれませんが主さんがいてくれてよかったです」「とっても可愛がられて大事にされていたのが伝わってきます」「お母様、天国で安心していらっしゃると思います」「無理にお引越しさせるより、慣れた家、大好きなお母さんの匂いがする家の方が猫ちゃんには良いですよね。人間の都合に付き合わせず、猫ちゃんに寄り添っていて凄く素敵です」「今もお母さんが帰ってくるのを待ってるのかなと思うと涙が溢れてくる……」といった声が寄せられています。