【1年生で小学校6年間の漢字を制覇】小学4年で漢検準1級に合格のスーパーキッズ! 国字、故事成語、古典を含む約3000字をどう制覇した?
ゲームは買わない。タブレット学習はゲーム感覚で楽しかった
■辞書がボロボロになるまで調べる ――いつから漢字の勉強を始めたのですか? 智子さん:小学校に入学するタイミングでコロナ禍が始まってしまい、入学が6月になってしまいました。家庭学習の時間ができたので、進研ゼミの「チャレンジタッチ」で、1年生の漢字と計算を始めました。問題を解くとすぐに〇がもらえるし、学年を越えて先に進められる。わが家はゲーム機を買っていないので、タブレットで勉強するのがゲーム感覚で楽しかったのかもしれません。おかげで漢字が好きになり、もともと暗記が得意だったので筆順や部首、音訓も自然と覚えていきました。 ――分からない言葉も多かったのでは? 龍哉くん: 音読みと訓読みは覚えていたのですが、四字熟語が難しかったです。分からない漢字は、文脈から意味を推測したり、 故事成語は、問題に出たときに辞書で意味を調べ、その内容と一緒に覚えたりするようにしました。意味を理解すると記憶に残りやすかったです。 智子さん:息子は辞典を見るのが結構好きだったので、調べながら覚えていました。意味がわからない時は国語辞典、漢字は漢字辞典と、極力手を動かして調べるようにしていました。 ――1年生から辞書を使っていたのですか? 智子さん:そうですね。小学校入学時に、国語辞典と漢字辞典を、学校に置いておく用と家で使う用の2冊ずつ準備して、分からない言葉や漢字をいつでも調べられるようにしていました。国語辞典の引き方は私が教えた記憶がありますが、漢字辞典はいつの間にか自分で引けるようになっていて驚きました。タブレットを子どもがいつの間にか使いこなしているような感じでしょうか。漢検3級以降は、小学校の漢字辞典では追いつかなくなり、『漢検漢字辞典』(日本漢字能力検定協会)をかなり使い込みました(笑)。 ■暗記が得意 間違えた漢字はその場で覚える ――勉強のスタイルを教えてください。 龍哉くん: 漢検用のテキストに、1文字ずつ漢字が載っているので、順番に進めていきます。一通り終わったら分野別の問題と過去問を何度も解き直します。 テキストや過去問を解く時はノートに書きますが、漢字を見て覚えるのも得意です。電車で通学しているので、新しい漢字を覚える時は、ホームで電車を待っている間や、電車に乗っている5~10分もテキストを読んで覚えています。間違えた漢字はその場で覚えます。何回もノートに書くというよりも、時間をおいて同じ問題を解き直し、覚えているかを確認しました。