空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング58位。Jリーグ復帰に暗雲? 関東圏で1000人が限界
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
58位:Y.S.C.C.横浜 本拠地:ニッパツ三ツ沢球技場(15,442人収容) 平均入場者数:1,557人 平均収容率:10.1% Y.S.C.C横浜は2024シーズンのリーグ戦で19位に低迷し、J3・JFL入れ替え戦で高知ユナイテッドSCに敗れたことでJFLへ降格することになってしまった。そんなYS横浜の平均収容率は10.1%を記録している。 最も収容率が高かった試合は第34節の松本山雅FC戦で3,627人を動員し、収容率は23.4%を記録している。 リーグ戦に限らなければ、YBCルヴァンカップ2回戦のFC東京戦で4,083人を動員し収容率26.4%を記録。先述の高知との入れ替え戦では5,101人がスタジアムに訪れ、33%の収容率をマークしているように、注目度の高い試合では収容率は増加する傾向にあるようだ。 クラブ自体も徐々に注目度を増してきている。2022シーズン以降は3シーズン連続でシーズン平均入場者数を更新し、昨季も1,557人で最多を更新した。 それだけに、19位に終わりJFLに降格してしまったことは、YS横浜にとって大打撃といえる。試合ごとの収容率の減少は避けられず、JFLからの昇格条件である「ホーム戦の平均観客動員数2,000人以上」も、現状のYS横浜にとってより厳しい条件となるだろう。 再びJリーグの舞台へ舞い戻るためには、近年更新してきた入場者数を大幅に更新するような躍進が求められる。
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