F1ドライバー角田裕毅、ラスベガスの空港で尋問「家に送り返されそうになった」
自動車レースの最高峰、F1シリーズのRBに所属する角田裕毅(24)が20日(日本時間21日)、米ネバダ州ラスベガスで行われる第22戦ラスベガス・グランプリ(GP)に向けて米国に入国する際、ハリー・リード国際空港で尋問を受けたことを明かした。 【写真】RBに所属する角田裕毅 F1は今季、5月にフロリダ州マイアミガーデンズで第6戦マイアミGP、10月にテキサス州オースティンで第19戦米国GPをそれぞれ開いたが、角田はその際は問題なく入国できたという。 角田は今回、正確な書類を持っていたにもかかわらず別室に連れて行かれ、数時間の尋問を受けた。「家に送り返されそうになった。パジャマのような服を着ていたのでおそらくF1ドライバーに見えなかった」と苦笑いした。ラスベガスGPは21日(日本時間22日)に開幕し、角田はフリー走行に無事、出走した。 神奈川県相模原市出身の角田は2021年、小林可夢偉以来7年ぶりの日本人ドライバーとしてRBの前身・アルファタウリからF1デビューした。これまでの最高位は同年アブダビGPの4位で、来季もRBに残留しF1で5年目を迎える。