シニア世代が「捨てられない」理由5つ。不要な服や家具を気持ちよく手放すコツ
片づけが苦手なまま暮らしていたり、ものが多くて暮らしにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。「シニア世代の多くが片づけに困っているとよく耳にします」というのは、YouTube「60歳からの幸せライフ」で日々の暮らしのヒントを発信しているライフさん。「長い年月の中で増えていったものたちは、ただのものではなく、思い出や感情が詰まっているため、簡単には手放せないことが多いようです」というライフさんに、シニア世代が片づけに悩む理由と、その解決策についてお話を伺いました。 【写真】片づけを終えてすっきり暮らすライフさん
シニア世代は片づけが進まない
「シニア世代になると、どうして片づけが進まないのだろう?」と悩んでいる方が多いようです。じつは、私自身もかつては片づけに苦労していました。 シニア世代が片づけに苦労する理由には、ものへの感情や価値観、体力の変化が関係していると思います。私自身も、思い出が詰まったものが増えて、整理が負担になっていました。でも、少しずつ工夫を重ねることで、また快適な空間を取り戻すことができました。 今回は、シニア世代が片づけを進めにくい理由5つと、その壁を乗り越えるための具体的な工夫を、私の経験を通してお伝えします。
1:ものに対する価値観が変わる
シニア世代が片づけが苦手な理由のひとつ。私も若い頃に買った家具や衣類を、使わなくなっても「いつか使うかもしれない」と手放せないことがありました。昔は高価だったものや大切だったものほど、なかなか捨てる決心がつきません。 <対策> 「今の生活に本当に必要か」を基準に考えるようにしました。使っていないものは、必要になればまた買えばいいと割りきり、少しずつ減らしていくことに。また、年齢とともに必要なものが変わることを受け入れることで、心の整理も進みました。
2:ものを手放すことに対する罪悪感
私たちの世代は、ものを大切にする価値観が根づいています。そのため、まだ使えるものを手放すことに抵抗を感じるのは自然なことです。とくに高価なものや贈りものを手放すのは、難しいと感じていました。 <対策> 捨てるのではなく、リサイクルや寄付、本当に欲しいと言ってくれる友人に譲るなど、ものを生かす方法を取り入れました。これにより、ものが無駄にならない安心感が得られ、罪悪感が和らぎました。だれかが使ってくれると思うと、前向きな気持ちで手放すことができました。