人前で話すのが苦手な人でもメキメキ上達する…内向型タイプの50歳が話術の訓練をした最も効果的な場所
内向型の人の中には、世間話が苦手、会話が続かない、といった悩みを持つ人も多い。KIZUNA PRODUCERの古河久人氏は「内向型人間でも訓練と努力で苦手意識を克服できる。そのためには6つの会話術が役立つ」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、古河久人『「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略』(東洋経済新報社)の一部を再編集したものです。 ■内向型人間でも苦手意識を克服できる 内向型タイプは、自分で「会話が苦手」「人とうまくしゃべれない」という苦手意識を持っている人が多いと思います。私自身、会話には非常に苦労しました。初対面の人との会話は、いまでも苦手です。 もうひとつ内向型が苦手なのは、何人かで会話をするとき、話に入っていくことです。「こういうことを言おう」と思ってもタイミングを失い、結局しゃべれない。「古河さんはどうですか?」と聞かれれば答えられるのですが、みなさんで議論が白熱しているときに上手にカットインして発言することができないのです。 「あの話がしたかったのに、結局話せなかった」と後悔しながら帰ったことが何度もあります。このような私ですから、いまも決して会話の達人ではありません。 ■大事なことは「経験と努力」 内向型人間の会話術をまとめると「訓練」と「努力」だと思います。私を著作の中で紹介してくれた岡本純子さんは「人前で話すのが苦手な人でも訓練次第で必ず上達できる」と書かれています。訓練で鍛えることができるのです。経験は重要です。 では、その訓練はどこですればいいのかということですが、それこそが「自分で主催する会」です。 私の場合は50歳から自分の会を始めましたが、最初はほとんど話ができませんでした。しかし、幹事をやりながらみなさんの会話を聞いているうちに、少しずつではありますが、話ができるようになってきました。場数を踏むことは大事です。 そのうえで、私が体得した「内向型人間の会話術」6つのポイントについて説明していきます。