カー・オブ・ザ・イヤーの輸入車部門受賞! 最新「ミニ」(MINI)購入ガイド
5ドアの魅力をベースとしてSUVの装いにしたのが「カントリーマン」だ。従来は「クロスオーバー」という呼び方だった。
カントリーマンの見栄えは5ドアに似ているが、実は車体寸法が異なる。カントリーマンは5ドアより大柄で、全長は4,445mm(+410mm)、全幅は1,845mm(+100mm)とずいぶん違う。 ガソリンエンジンの選択肢は5ドア同様2種類で、加えて2.0Lのディーゼルエンジンも選べる。なお、2.0Lのガソリンエンジン車は4輪駆動車だ。カントリーマンにはEVの選択肢があり、4輪駆動の設定になる。
ここまでがミニの基本構成だ。 そこに新しくEV専用として誕生したのが「エースマン」である。見かけは5ドアとカントリーマンに近いが、ホイールハウスにプロテクターの加飾がつき、別物であることが一目でわかる。カントリーマンはSUV、エースマンはクロスオーバー車という位置づけだという。 車体寸法もほかのミニと若干違い、全長は4,080mm、全幅は1,775mmだ。モーター出力と車載バッテリー容量それぞれに2種類の設定があり、一充電走行距離は欧州の測定値で310~406kmと発表された。
最後に、ミニの高性能モデル「ジョン・クーパー・ワークス」(JCW)について触れておきたい。 英国時代のミニには、F1でレーシングカー製造者として王座を獲得したジョン・クーパーが手掛ける高性能仕様があった。イシゴニスとクーパーが友人だったことから、ミニの魅力をより高めたクルマを作ろうという話が持ち上がったのだ。以来、ミニの高性能車にはクーパーの名が付くようになった。より高度な技術を織り込んで高性能化した車種には「クーパーS」の名を与えた。 現在も、ミニの高性能車は「クーパーS」と名乗る。さらに走りを追求し、高速走行を目指したのがジョン・クーパー・ワークス(JCW)になる。 現行のラインアップで「JCW」グレードが選べる車種は、ミニクーパー3ドア(コンバーチブルを含む)とカントリーマンだ。