大阪府・吉村知事が定例会見7月21日(全文2)開業当初から1兆円の投資規模に
10万平方メートル規模の整備に届くのか
ちなみによくこれ勘違いされるんですけど、IRっていうのは民設民営事業ですから。この1兆円規模の投資というのも民間が出すお金になります。何か公でお金を出すものではありませんので、そこはちょっと補足して説明しておきたいと思います。 時事通信:これから審査されるということで、どこまで今この場でおっしゃれるか分からないですけど、開業時期について2020年代後半ということですけど、一部報道なんかで2028年というふうにいわれてますけど、その辺の事実確認と、あと開業当初からの1兆円規模の投資というのは、これは当初、府が想定していた10万平方メートル規模の整備に届くのかどうなのかというのをちょっと教えていただけますか。 吉村:まず時期については2020年代後半という形になります。もちろんこれは詳細、9月の事業決定したときに詳細については公表できると思いますが、現時点では2020年代の後半ということです。これから審査に入りますので、ちょっと中身についてあまりここで指摘することは控えたいと思いますが、2020年代後半。そして9月には絵姿も含めて皆さんに公表させていただきたいと、審査が諒となれば公表させていただきたいと思っています。
開業時期が後ろ倒しになったことをどう考える?
それから舞洲施設についてですけども、これはこれまでもすでに発表してるとおりですけど、国際会議場の部分、6000人規模、これは変わらずです。当初から6000人規模の会議室をお願いしたいという提案、お願いをしてる。展示についてはコロナの状況を待って、今後この大規模展示ってどうなるか、なかなか見通しがつきにくいというところもありますから、これは国基準に合わせて2万平米以上ということを条件にしています。ですので当初の1兆円規模の投資の中に、何か10万平米以上という、この期間内にある分については入っていないという形になります。これは後にということになると思いますので、当初のこの1兆円規模の投資っていうのは2万平米以上の展示室、6000人以上の会議室、そして宿泊施設によっては10万平米以上という、国の基準に基づいたもの、これが2020年の後半にできるわけですけど、その規模が1兆円規模ということです。 時事通信:あと、そもそもこれ、2025年の万博に合わせての開業を目指したわけですけど、2020年代後半ということで後ろ倒しになったこと、投資規模については大阪府・市が希望するものに届いてるわけですけど、やっぱりどうしても開業時期が後ろ倒しになったことについてはどのようにお考えでしょうか。 吉村:ここはできれば2025年大阪・関西万博と併せて同時開業したいなという思いが強くありました。そのほうが、相乗効果が出せるということで思いは強くありましたが、ただ、どうしてもこのコロナも発生をして、なかなかそういうわけにいかなくなったと、事情が、どうしても変更することが仕方ない状況になったということですから、ここは万博から数年遅れるという形にはなるとは思いますが、ただ、言っても数年遅れですから、万博、2025年に開催したあと、数年後には、当然それまでに工事だったりそういったことは進んでいくわけですけど、万博終わった数年後にはこの夢洲の地に、まさに世界最高水準のIRが出来上がって運営が開始されるということになると思います。僕自身も非常に楽しみにしています。 司会:では次の方。では後ろ、読売。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月21日 全文3に続く