小池都知事が定例会見5月14日(全文1)状況によっては強める必要も
東京都の小池百合子知事は14日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年5月14日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年5月14日) ◇ ◇
真っ赤がともっている
小池:さあ、いきますか。はい。 NHK:これから小池知事の定例記者会見を始めます。冒頭、知事よりお願いいたします。 小池:本日は2点、ご報告等がございます。まずは新型コロナウイルス感染症対策であります。まず都は現在、緊急事態宣言下にあるわけでございます。そしてきのう、モニタリング会議を行いました。感染状況と医療提供体制、これを分析した結果、最高レベルの赤。そして新規陽性者数は依然増加傾向にあるということ。きのうの数値で申し上げますと1010人となっております。重症者数、昨日、ここは毎日動きはございますけれども、少し増えていることが懸念をしなければなりません。 そして現在、流行の主体がN501Y変異株に置き換わりつつあるという報告もございます。これは何度も申し上げておりますが従来株よりも感染力が強いこと、そして重症化する率が高いこと、そして死亡率も高いという報告がございます。若い方も重症化する、そういった報告も多い。 感染拡大の厳重な警戒は依然必要でございます。あらためて、この緊急事態宣言発令中、真っ赤がともっているという、その意識を皆さんと共有したいと思います。きのうもいろいろ報告、アンケート調査などありましたけれども、ちょっとしたことで感染がその場で起こってしまうという可能性もいろんな事例が報告されているところです。
屋内外問わず飲み会もお控えいただきたい
そしてゴールデンウィークの期間中には、皆さま方にはステイホームにご協力いただいてまいりました。あらためて感謝を申し上げたく存じます。しかし、昨日ですが、モニタリング会議のほうでも報告いただいた、人間の行動がどうなっているのかという人流ですけれども、東京都の医学総合研究所、西田先生からいつもご報告いただいているわけですね。その報告の中には連休明けの今週、昼も夜も都内の主要繁華街の滞留人口は増加していますよという、そのことをご指摘いただきました。さらに、この変異株の影響を考えますと、引き続き徹底して人流を抑制することは必要でございます。 都民の皆さまにはあらためて外出の自粛、法律に基づく呼び掛け、これをお願い申し上げます。また、特に都県境を越える移動については厳に慎んでいただきたいと存じます。そして現在、30代以下の若い方について、新規陽性者数の半数以上を占めているのは毎日ご報告しているとおりであります。そして東京iCDC専門家ボード座長でいらっしゃいます賀来先生から昨日も報告がありました。 自宅、ホテルで療養された方、つまり陽性になった方々。その方々をアンケートの対象にしまして、その報告がございまして、先ほども私、申し上げたように、マスクを着用した方が大多数なのに、同居する方以外とマスクなしで会話した割合が10代、20代で約35%ということであります。仲間意識とか、いろんなことがあるんだと思いますけれども、ぜひこの点も、このアンケートは陽性者へのアンケートでございますので、実際に感染した方々がベースになっている、ベースというかその対象になっていることを考えますと、やはりここは注意すべき点ではないかと思います。 また飲酒、お酒を伴います懇親会の参加についても、4月というのは2月、3月と比べまして若い世代中心に割合が大きく増加をしているわけであります。そして先ほども申し上げましたように、若いから大丈夫というのではなくて、若い方も例外ではなく重症化するということで、どうぞ遊びにいくということについては、あ、今、緊急事態宣言中なんだということを思い出してください。そして屋内外問わずに飲み会もお控えいただきたいということを、あらためて申し上げます。 そしてわずかな時間でもマスクを外した隙を、コロナにとっては、おお、これはいけるぞみたいな、そういう狙い時になってしまうと。コロナが快適な環境をいかにつくらないか、ここがポイントでありますし、またあらためて日頃の行動を振り返りながら感染防止対策徹底をお願いいたします。