小池都知事が定例会見5月14日(全文1)状況によっては強める必要も
親日家のジョシュア・ウォーカーさんから寄稿
今日からの公開に当たりまして、海外版には日米交流団体で有名なJapan Societyがありますね、そこの理事長で大変な知日家、親日家のジョシュア・ウォーカーさんからまず寄稿をしていただきました。このジョシュアさんは日本育ちの米国人、大変な知日家でいらっしゃいます。で、東京は都市に根付くソフトパワーを原動力として、現在のこの状況を乗り切る、乗り越えることができるんだという、そのような大変力強いメッセージをいただきました。 ちなみにこのジョシュアさんの前のJapan Societyの理事長は誰だったかというと、トランプ政権のときの商務長官を務めた、あの方なんて言いましたっけね、私もお会いしましたけれど。 女性:ウィルバー・ロスさん。 小池:ああ、ウィルバー・ロスさんですね。商務長官を務められたウィルバー・ロスさんであります。その後任のジョシュア、彼が、非常にもう日本のこと詳しいし、よく理解している、そういった方々をこの寄稿者としていただいて、このプラットフォームから発信をしていくということです。 それから国内版でありますけど、都のコロナ対策の取り組みや、東京で暮らして、また学んで、また働いてという人にフォーカスをした記事などを掲載していく予定といたしております。今後、こうした記事を日々更新していきたいと思っております。こちらURL、QRコードからTOKYOUPDATES、こちらにアクセスをしていただければと思います。そして各種のSNSにも公式アカウントを開設してまいります。政策企画局でこういう新しいプラットフォームをつくり、そしてこれからも東京が発信をしていくということであります。お戻しします。
デパートの営業フロア拡大の動きをどう見ているのか
NHK:5月幹事社のNHKの成澤と申します。幹事社から冒頭、3問質問させていただきたいと思います。まず1点目ですが、東京都は緊急事態宣言の延長期間に入りました。都は大型商業施設への休業要請というのを継続していますが、都内のデパートでは営業の継続が認められている生活必需品の範囲を見直して営業のフロアを拡大する動きが相次いでいます。人流を抑制するというのが都の方針ですが、こうした動きを知事はどのように見ていらっしゃいますか。お聞かせください。 小池:都内の感染状況については先ほど申し上げましたように変異株ということもこれあり、また、ゴールデンウィークの期間中の上げ下げなどがありまして、まだ若干、全体としての最初のこの緊急事態宣言の効果ということについて分析も引き続き行っているということです。一方で残念ながら、この変異株の影響がどれほど大きくなるのかというのは分析を超えてまだまだ分からないところが多いというのが実情かと思います。よって、都として引き続きこの人流の抑制、感染防止対策、両方を講じていくということが必要かと考えておりまして、今回、緊急事態措置として百貨店などの大型商業施設に対しましては休業を要請をしたところでございます。 で、お尋ねのように、生活必需物資の販売について、これについては休業の要請を行っておりませんが、いわゆる高級衣料品などの豪奢品などにつきましては生活必需品には当たらない旨、これは国から明確に通知がされているものでございます。で、百貨店においては、この生活必需品の営業を行うに当たって、この趣旨、十分ご理解の上でご協力をいただきたいと考えております。 NHK:2問目に移ります。都内の新規陽性者数、先ほどもご紹介いただきましたように、なかなか減少しないという状況が続いていると思うんですけれども、休業要請などを行っている今の都の緊急事態措置、こちらの内容をより強い措置にするお考えは知事の中でありますでしょうか。その、より強い措置にする場合、どのような内容を検討されているのか、お聞かせください。 小池:今回、緊急事態宣言が延長されたことに伴っての措置ということであります。今、状況を見ながら、また、さまざまな分析、そして人流というのは、いつも西田先生からご報告いただく、それは、かなり前もって、今後どうなりますよという、その、ある意味、先行指標というのか遅行指標というのか、なんに当たるのか、とにかく、まあ先行と言っていいんでしょう。それでかなりいろいろな、陽性者の数っていうのは少し時間を置いて出てくるわけですね。