大阪府・吉村知事が定例会見9月22日(全文5)観光業者への支援開始は感染状況など踏まえ判断
ここは絶対目指すべき方向性
この必要性については国も認めてくれていると思うし、僕は絶対必要だと思うから、これは国に強く要望していますんで、あとは製薬会社も含めて、じゃあどこの病院に、配布先が増えてきますから、どういうふうに、じゃあやっていくんですかみたいなところを今、実務的にいろいろ検討してくれているんだろうと思います。 なので、われわれとしたら国が認めてくれるという前提で、準備をしてくださいっていうのを今、要請している。だからここに準備の要請って書いている。だから現実に、まだできてないけど。じゃあ、なんの準備をするんですかっていうと、さっき言ったとおり、例えばじゃあコンテナをつくって、ここで陽性患者の点滴を打ちましょう。で、自分のクリニックのほかの患者と分けましょうとかね。なんかいろいろ設備、ある程度やるときに時間掛かりますから、それもう今からでもやってくださいと、その補助金は出しますと、いつ波が来るか分かりませんから。それをそうこうしている間に、おそらく僕は国が認めると思います。こういう方向に持っていかないと駄目ですから。これは僕も政治家としても働き掛けをしていきます。僕はここは絶対目指すべき方向性だと思います。 司会:次、そしたら、カンテレさん。
第6波での大規模療養施設の位置付けは
関西テレビ放送:関西テレビの鈴村です。先ほど発表事項で第6波の医療体制の方針について示されたかと思うんですけれども、現在、大阪府では大規模療養施設の準備が進められていると思うんですけれども、その進捗状況と、併せて第6波での大規模療養施設の位置付けというのをあらためて教えてください。 吉村:まず進捗ですけれども、9月30日、今月いっぱいまでには第1期分については完成させる予定で今、進めています。また、その手続きも今のところ進んでいます。第2期分についても、これは10月中にできるように今、進めています。だから1000床の施設とすればまずは500床分を9月末に、そして残りの500床、中等症200床も含めた設備分については10月中に完成、これを実現できると思います。 それから、運営事業者を決定する際にさまざま議論して決定していますので、それを動かしていくための人の確保。これは清掃であったり、あるいは弁当どうすんの、食事どうすんのとか、レッドに入って清掃するのどうするのとか、あとはコールセンターどうするんですかとか、そういったこともこれは準備としては9月末以降、確保できると思っています。その準備は整えることができます。 ただ、じゃあ現実にどういう位置付けでどういうときに人を入れるのですかということに関して言うと、やはり野戦病院的な施設、大規模医療・療養施設は、想定を超える災害級の感染爆発が起きたときの、いざというときのための施設として位置付けていきます。なので、そうなってない状態の中で陽性者を入れるということはないと僕自身は考えています。宿泊療養であったり、あるいはホテルがあぶれるような状況になって、もうこれは行き先がないと、想定を超える感染爆発のときに稼働できるような準備体制を整えていくというものとして考えます。 なので、ひょっとしたら将来、これもう新たな波が来ないじゃないかと、使わない施設になるんじゃないかという可能性もありうると思いますが、僕はそれはそれでいいと思っています。社会的には大きな波が来て、今の医療やホテルの中でぐっと入るのであれば、それが一番いいことですから、社会的にはね。ただ、リスク管理の観点から、いざそれがどうなるかというのは予測できないので、予測を超えるような爆発的感染拡大が起きたときの施設として準備をします。なので、9月末には完成しますけど、いきなりそこで少ない状態で陽性者を入れるということは、する予定は今ないです。