冷凍食品と侮ることなかれ!ヘルパーが積極的に利用したがる、これだけの「いいこと」
パックご飯と並べて立派な1食分に
冷凍おかずは、からあげなどの主菜だけはありません。野菜を使った副菜の冷凍食品もあります。あるお宅では、ホウレンソウを調理して冷凍した市販品が大活躍でした。1袋の中に、おひたしやごまあえなど、数種類の味付けで調理されたものが入っています。カップに小分けされていて、その量の少なさも高齢者にちょうどいいのでした。 そして、ご飯は、これは冷凍ではありませんが、便利で保存の効くパックご飯が便利です。100~120gくらいの小盛りサイズが高齢者向きです。 冷凍からあげとホウレンソウのおひたし、それにパックご飯を各々温めて器に盛り、食卓にお出しすれば、立派な1食分の出来上がりです。 もちろん、毎食このパターンでは飽きてしまうかもしれません。実際には、1日のうちの1食は宅配弁当、というお宅もあります。デイサービスに通われていれば、そこで昼食を召し上がってきます。トータルで考えた場合、「食事のバラエティ」として、冷凍食品の利用は、介護の現場でも、全然ありだと思っています。
水沼三佳子