冷凍食品と侮ることなかれ!ヘルパーが積極的に利用したがる、これだけの「いいこと」
冷凍食品のおかずが便利で重宝 味もいい
食事の用意で、非常に重宝されているのが「冷凍食品」です。これも私の経験上での印象ですが、ご家族が冷凍食品を購入して、準備しておいて下さることが多かったです。 私も日常的にお弁当のおかずに利用していますが、今の冷凍食品はとてもおいしいです。からあげやしゅうまい、コロッケなど種類もいろいろあります。 あくまで個人的な感想ですが、からあげはとくに人気のおかずで、冷凍食品メーカー各社がしのぎを削っており、おいしいものが多いなと思っています。定番の醬油味はもちろんのこと、甘酢だれだったり、レモン味や塩麴漬けだったり、味付けも様々なものが売られています。 私が通うWさん宅では、冷凍からあげを常備しています。Wさんは食の細い方で、なかなか箸が進まず、残されることも多いのですが、からあげは大好きで、いつも喜んで完食されます。丸ごとではかみづらいため、4等分くらいにカットしてお出しします。
保存が利き、量が調整できる
味だけではありません。冷凍食品には他にも良い点がいっぱいあります。 ヘルパー目線で言いますと、「量を調整できる」ところが、とても良いのです。Wさんのように、高齢者は食の細い方が多く、一度にたくさん食べられません。その時々の体調やおなかのすき具合にも左右されます。冷凍食品なら、召し上がれそうな分だけを使うことができます。 Wさんにからあげをお出しするときは、いつも2個です。3個だと残されることがあり、自然とそうなりました。 そして、なんといっても、冷凍食品は「保存が利く」のが素晴らしいです。 食事の用意ということでは、公的介護保険サービスでは、その都度スーパーなどでお弁当やおそうざいを買ってくる「買い物代行」も利用が可能です。しかし、ただでさえサービス時間が限られる中、買い物代行を入れると大きく時間をとられ、他のサービスができなくなってしまいます。ご家族が買ってくるというケースもありますが、お弁当やおそうざいは消費期限が短いため、まとめ買いができず、買い物回数が増えて大変です。 その点、冷凍食品であれば、一度にたくさん購入してストックしておくことが可能です。買い物回数も減らせます。