「うちの子、小学校でやっていけるか心配…」発達障害の子を育てる親が、今のうちにやっておきたいこととは?
10月になり、来年4月に小学校を迎える年長さんはそろそろ「就学前健診」の時期がやってきます。特に発達が気になる子の子育てをしていると、「3歳以来久しぶりの集団健診でドキドキする」というご家庭も多いのではないでしょうか? 【あわせて読みたい】16年間で約15倍に増えた発達障害だが…医師が警鐘を鳴らす、今増加する「発達障害“もどき”」とは 我が家には小6になった発達障害の診断のある長男がいますが、この時期は小学校入学に向けて、支援学級等の入学後の進路が決まり、入学式まで半年を切って、「うちの子は小学校でやっていけるのだろうか……」と焦る気持ちを抱えながら過ごしていたことを昨日のように思い出します。今回は、10月11日(金)に発売された新刊書籍『感覚統合×の視点で伸びる! 発達が気になる小学生の学校生活&おうち学習ガイド』から、発達が気になる年長児さんが小学校入学までにやっておきたい準備についてお話します。
小学校入学は全ての子にとって大きな節目
ただでさえ環境の変化が大きな「小学校入学」という節目。お子さんの発達に気になるところがあると、不安はますます大きくなりますよね。 就学前健診は親子で小学校に出向き、校内を見ることができる貴重な機会です。 できれば学校に対して、お子さんが良いイメージを持てるようにサポートしていきたいところ。学校にもよりますが、保護者は体育館で入学に向けた説明会、子どもは母子分離で就学前健診へ(6年生がお手伝いしてくれる場合も)と、分かれて行動することもあります。 初めての場所が苦手で不安な場合は、見通しが立つように、どんなことをするのか、あらかじめ学校に確認して、お子さんに説明しておきましょう! 我が家では画像のようなメモを活用していました。
理解を促すための具体的ポイントとは?
また、支援学級に入ることが決まっていた長男の場合には、さらに手厚いサポートが! 就学前健診の前日、設営後に検診会場を子どもと一緒に事前見学させてもらう時間を設けてもらうことができました。こんなこと学校にお願いしていいのかな……と思っていましたが、快く見学のOKをいただき、実際に使う器具なども見せてもらったおかげで、長男本人も安心して当日を迎え、私から離れて健診を受けることができました(3歳半健診の時は、泣き叫びめちゃくちゃ大変だったので成長を感じました)。