実家にプール、年2回海外旅行…「超裕福な実家」に育った35歳保育士妻「深夜の外出」の謎
都内なのにプール付き庭の実家、年2回は海外旅行
実家が裕福なんだろうなということは、保育士と言う仕事を超えて持っているものがブランド品だったり、高級なレストランを知っていることでもわかってはいましたが、想像を超えていたそうです。 「都内なのに庭にプールがあるんです。さらに、彼女も妹2人も全員小学校から私立なんですよ。僕は、地方の公務員の息子ですから、別世界のようでした。さらに彼女は年2回、家族で海外旅行をしていたんです。僕といえば、母の実家の新潟県に帰省するのが旅行だと思っていましたからね」 親の収入や考え方により、旅行や芸術鑑賞、習い事などの経験に格差があることが注目されています。2024年4月に発売された、『体験格差』(今井 悠介著・講談社現代新書)に、それは詳述されていますが、秀行さんも体験格差に驚いたそうです。 「妻は新しいものになんでもチャレンジする、失敗を恐れない、多くの人脈があり人から愛されるからどんどん拡大してく。僕は怒られたり非難されることを恐れて、着実にノルマをこなす働き方をして、貯蓄に勤しむ。妻はそういう僕をいいと言ってくれたのです」 新居は妻の実家の物件を無償で提供され、老舗ホテルでの結婚式も、ハワイの新婚旅行も「ウチのやり方があるから」と、妻の実家の言う通りに行ったそうです。マナーに無頓着な秀行さんの両親が恥をかかないように、妻の親族がサポートしてくれたとか。 「妻が“黙って任せていればいいから”ということもあり、僕は受け身なまま、怒涛の生活を過ごしてきました。コロナ禍に妻が妊娠すると、軽井沢の別荘が提供され、僕はそこからリモートワーク。臨月になるとお義父さんの会社のドライバーが来て、分娩で120万円もするセレブ産院に運ばれたんです」
娘を実家に依存させる「愛」
誕生した娘の命名者はお抱えの占い師だったそうです。 「義父母は3人の娘たちへの愛が強い。ただ、その愛は自立させないというか、実家を頼らせ続けるタイプの愛なんですよね。妻は甘やかされて育ったので、不安定なところがある。一時期韓流アイドルに入れ上げて、600万円を使っていましたからね。あと、妻は三姉妹の長女なので“跡取りにならないか”と言う圧も受けているのです」 妻は娘を産んでから、保育士の仕事は休んでいるそうです。 「出産してからメンタルが不安定で、“私は何も達成していない”と落ち込んだり、“この子がいるから、私のキャリアが台無しになった”などと泣いたりして、心療内科に通っていました。その度に、義母が来て妻に“無理しなくていいの。パパが助けてくれるから”と、気晴らしと称して買い物や旅行に連れて行ってしまう。3歳の娘もそこにくっついていくのですが、あまりいい影響があるようにも思えないんですよね」 一度、秀行さんは「バイト的に保育士に復帰して、僕の給料だけで生活をしてみない?」と提案したことがあったそうです。すると、妻は「そんなの絶対に無理!」と叫んだとか。 「義実家のサポートで、便利で快適なマンションに住み、娘の習い事も今後の教育環境も安定している生活が“当たり前”。そこから抜けるのは怖いのかもしれません」 妻はこの1年間とても不安定で、あるボランティア活動に邁進し、怪しげな団体に200万円を寄付したり、保護された猫を3匹も貰ってきたりしたと言います。