49歳で第1子出産の小松みゆき、子を持つ喜び実感 3歳娘が「ものすごい変化」 子持ち様批判の風潮「嫌な思いはしたことない」
俳優の小松みゆきさんが子育てに奮闘しています。2021年2月、49歳で第1子を出産。3歳になった娘は昨年幼稚園に入園し、日々成長を見せてくれているそうです。「子持ち様」という言葉があるように、子を持つことが必ずしも歓迎されるとは言えない時代。苦労して子どもを授かった小松さんに子育てのだいご味、生活の変化について聞きました。(取材・文=水沼一夫) 【写真】娘の七五三に親子2ショットを披露した小松みゆきさん…手縫いの着物に「素敵すぎます」の声 ◇ ◇ ◇
幼稚園デビュー「ああすごい。人の成長ってすごいな」
「日々の成長が見られるのが面白いですよね。娘は3歳なんですけど、言葉がたどたどしくて発音が下手だったものが次の日言えるようになっていたり、寂しくもあり、その成長がうれしくもある。日々そういうことを感じられることが親になった一番の楽しみなんじゃないのかなって思っていますね。ちょうど実感している年ごろです」 小松さんに昨年1年間の子育てを聞くと、笑顔で振り返りました。 小松さんは40代に入ってから不妊治療を始め、14回以上の顕微授精を経て、7年という歳月を費やし、49歳という超高齢で出産。その壮絶な経験を元に不妊治療のポイントや当時の心境を自身のSNSやメディアの取材で発信しています。 子どもがいない時は、子どもを持つことによる喜びがどんなものか想像もつかなかったそう。 「娘と接して初めて、『ああすごい。人の成長ってすごいな』と思いながら、日々見ています」 高齢出産は若い世代に比べてリスクがあることが知られていますが、出産後さらに大変なのが育児です。厚生労働省の調査によると、45歳以上で第1子を出産した女性は、759人(2023年)しかいません。休む間もない24時間育児が始まると、睡眠不足や疲労でフラフラになりました。一方で、小松さんは人生経験が豊富なことが高齢育児のメリットと明かしていて、バイタリティーあふれる毎日を送っています。 昨年4月から娘が幼稚園に入園し、生活は大きく変わりました。 「運動会が夏前にあって、遠足も2回ありましたし、演劇のお遊戯もありました。無事楽しんでいます。全部見に行きましたよ」 親の手を少し離れて、娘はみるみる成長しているそうです。 「集団に入ることって大事だなってすごく思います。全然違いますよね。精神的に成長してくれて、社会性が身に着きました。家での親と子との関わりも変わってきています。教わってくるのでしょうね。靴を脱いだらちゃんと元に戻す。最近は制服がパチンパチンなんですよ。今まで自分で洋服を脱いだり着たりが上手にできなかったのが、ホックができるようになった。それがうれしいんでしょうね。褒めて褒めてみたいな感じで『できたよ。できたよ!』って毎日見せに来るんですよ。これがまたかわいいし、その次にまた違う難しいボタンとか何かしらが1つずつできると、できたよって来る。去年まではそういうことはなくて、こっちから全部やってあげて、はいって感じでした。幼稚園に入ってから身の回りのことをやり出して、『できたよ!』と言ってくれるようになったのがものすごい変化で感動しています。達成感ってこんなちっちゃい子もこんなに感じるんだと思いましたね」 特によかったのは、幼稚園の職員がすべて女性だったことでした。実は子育て中に悩んでいたのが、娘の男性に対する抵抗感でした。「男の人がちょっと苦手な子でおじいちゃんにも会うたびに初見みたいに泣いちゃう。父親以外の男の人から逃げちゃう感じでした。今の幼稚園はほぼ女性なので、のびのびと行っています」。ベテランの職員が多く、安心して預けることができているそうです。