技術スキー王者、武田 竜選手に聞く! 39歳で5連覇に挑むカラダ作りの極意とは?
アルペンスキー競技の日本代表としてしのぎを削った20代を経て、現在は基礎スキーのジャンルで名を馳せるプロスキーヤー、武田 竜選手。全日本技術スキー選手権大会を4連覇中の39歳に、ライフステージに見合ったカラダ作りのコツを教えていただきました! ちょい痩せの極意
“日本一美しいスキー”の根幹となるトレーニング、食事、睡眠
全日本技術スキー選手権大会を4連覇中。基礎スキーの世界で頂点に立ち続け、今年3月に開催される同大会の本選で5連覇に挑むプロスキーヤーの武田 竜選手。現在39歳のベテランは現役選手として活躍すると同時に、国内のみならず、アジア各国のスキーインストラクターたちを指導する日本代表デモンストレーターとしても多忙な日々を送っている。 オリンピック出場を目指していた20代の頃、全日本スキー選手権大会のアルペン競技男子回転および大回転で優勝経験を誇る持ち主だけに、当時はトレーニングから食生活までストイックに自らを律していたという。現在のライフスタイルでは「かつてほどのアスリートといった感覚はもうない」と語るが、アジア全体の基礎スキーを牽引する役割を果たすために、現在はどんなカラダ作りをしているのだろうか? その秘訣を聞いてみた!
「できることをできる時にやる。そんな感じ」
── 現在、スキーシーズンに入る前は、どのような調整をされていますか? 武田 トレーニングの頻度は理想としては1回2時間で週5日。有酸素運動とウエイトトレーニングで強化をします。でも若い頃のようにガムシャラに鍛えるのではなく、“量より質”を重視してパーソナルトレーナーにも付いてもらっていますね。ストレッチも大事で、トレーニング後だけでなく、自宅やホテルなどの出先でもやっています。 基本的に移動が多い仕事だし、毎日何かと動いています。性分的にジッとしていられない(笑)。こうしてインタビューを受けている間だって、5秒間足を浮かせるだけでも腹筋を鍛えられるわけだし、できることをできる時にやる。そんな感じです。 ── 陸上でのトレーニングについて、もう少し詳しく教えてください。