愛知・武豊火力発電所爆発 中部電力社長「ボイラー付近から火災と一報」「地域の電力供給に影響ない」
愛知県の武豊火力発電所で爆発火災が発生したことについて、中部電力の林欣吾社長は31日、名古屋市で開いた定例記者会見で「午後3時過ぎ、武豊5号機のボイラー付近で火災が発生し、電力供給を停止したと一報を受けた。地域の皆さんには大変なご心配をおかけして申し訳ない」と述べた。その上で同電力管内の電力供給については「今のところ地域の電力は安定的に供給できる」との見通しを示した。 【動画】中部電力社長が会見 愛知・武豊火力発電所爆発「ボイラー付近から火災と一報」「地域の電力供給に影響ない」
同発電所は中部電力と東京電力が折半で出資する発電会社「JERA」が運用している。火災があった5号機は木質バイオマス燃料を混焼する最新鋭の石炭火力発電所として2022年8月に営業運転を開始した。 林社長はこうした運転方式との関係は分からないとした上で「原因を突き止め、適切に対応したい」と述べた。 (関口威人/nameken)