降格圏低迷中のウルヴス…解任したオニールの後任を確保
ウォルヴァーハンプトンは、ヴィトール・ペレイラ監督の就任を発表した。 今シーズン開幕から低迷の続くウルヴス。プレミアリーグ初勝利を挙げるまでに11試合を要したりと苦しみ、現在4連敗中と降格圏の19位に沈む同クラブは、15日にギャリー・オニール監督を解任し、指揮官交代に踏み切る決断を下した。 今シーズンの成績不振を受け、ウルヴスはオニール監督を解任する前から新指揮官探しを開始したと伝えられており、元ウェストハム・ユナイテッドのデイヴィッド・モイーズ監督らの名前も浮上。しかし、サウジアラビアで指揮を執るペレイラ監督への関心を強めていた。 そして19日、ウルヴスはペレイラ監督の就任を発表。両者は2026年夏までの18カ月間の契約を結ぶことで合意した。なお、イギリス『BBC』によると、クラブは同指揮官を引き抜くためにアル・シャバブに対して82万5000ポンド(約1億6200万円)程度を支払ったようだ。 これまでのコーチングキャリアの中でポルトやアル・アハリ、オリンピアコス、フェネルバフチェ、上海海港、コリンチャンス、フラメンゴなどと文字通りの世界各国で指揮を執ってきたペレイラ監督についてジェフ・シ会長は「ヴィトールは高く評価され、経験のあるコーチで、異なるリーグで功績を残してきた。クラブにとって難しい時期にこの責任を引き受けてくれたヴィトールに感謝している。彼の能力を信じていて、クラブ全体が彼をサポートする」と期待を語った。