EURO参戦中の代表主力選手もタダ! ビッグネーム揃いの「ゼロ円移籍」が可能なフリー選手たちは?
ラビオやデパイも契約切れ
欧州では多くの選手たちが6月いっぱいまでの契約を結ぶことになるが、その6月が終わったことで移籍金が発生しないフリートランスファーが可能な選手たちが何人か出てきている。資金を必要としないため、獲得のために他の選手を売却する必要もなく、プレミアリーグのPSRのように支出に関する厳しい規定がある場合はなおのことありがたい話となる。 お得な「ゼロ円移籍」だが、今夏はかなりのビッグネーム揃いとなっている。なかでも現在開催中のEURO2024にチームのレギュラーとして出場中のMFアドリアン・ラビオは注目の一人だろう。ユヴェントスとの契約が切れ、リヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドが獲得に動いているとの報もある。29歳と脂の乗った年齢で、獲得すれば即戦力となれることは間違いない。 オランダ代表FWメンフィス・デパイも代表ではレギュラー格の一人だ。アトレティコ・マドリードでは出番が多いというわけではなかったが、公式戦9ゴール1アシストを記録。ビッグクラブからお呼びがかかるかどうかはわからないが、その献身性と流動性を欲しがるクラブは多いだろう。 マンチェスター・ユナイテッドを退団したDFラファエル・ヴァランもフリーだが、こちらはセリエAのコモ入りが有力視されている。まだ31歳であり、守備の国イタリアでもう一花咲かせる可能性は十分だと思われる。 他、トッテナムがクラブ史上最高額の6500万ポンドを費やしたMFタンギー・エンドンベレ、ユルゲン・クロップ時代のリヴァプールの最終ラインを長く支えたDFジョエル・マティプ、同じくリヴァプールで卓越した技術を見せつけたMFチアゴ・アルカンタラ、トッテナムでは負傷がちながらもまだまだ24歳と若くポテンシャルを秘めたDFライアン・セセニョンなど錚々たるメンツがフリーとなっている。 昨今はアメリカのMLS、そしてサウジ・プロフェッショナルリーグなど移籍先の候補にも幅がある。果たして、この才能ある選手たちを無料で獲得するのはどのクラブになるだろうか、今夏の注目ポイントの1つとなる。
構成/ザ・ワールド編集部