ポニーテールの落とし穴…なぜ野暮ったく感じる? 古臭くならない、ひとつ結びアレンジの攻略法【美容師解説】
みんな一度は悩む、ひとつ結びのシルエットがダサくなってしまう問題…。もっとも簡単なヘアアレンジゆえ、”とりあえず結びました感”が強く出てしまいます。なぜ野暮ったく見えてしまうのか? 国内でニュアンスヘアアレンジのトレンドを広めた人気スタイリストのRumiさん(@ru0711)は「ひとつ結びには”抜け感”が必須です。前髪や髪全体をあらかじめ巻いたり、バーム等で毛束を整えたり工夫することで、無造作なひとつ結びもオシャレに見えます」と話します。また「ひとつ結びを攻略することが、ヘアアレンジの幅を広げる」とも。ひとつ結びアレンジの攻略法を聞きました。 【How to動画】悩ましい”ひとつ結び”問題に光が…! Rumiさん解説「技アリ!抜け感まとめ髪」
■引き出しすぎは禁物! 「前髪の束感や質感でオシャレに見せる」
タイトに結ばれたひとつ結びやポニーテールは、カジュアルな服装との相性がすこぶる悪い! ではキッチリまとめた髪を「すこし崩してみよう」と考えたとき、どのようなアレンジをするべきでしょうか。 「結んだところの毛を引き出す」という手がありますが、「引き出しすぎると古臭くなってしまうのでNG」とRumiさん。「あくまで結び目の毛は軽く出す感じにとどめ、前髪の束感や質感でオシャレに見せるほうがいいと思います」と、ひとつ結びのヘアアレンジについて解説してくれました。 【技アリ!抜け感まとめ髪】:無造作に結ばれたひとつ結びですが、ふんわりとした前髪がアクセントになっています。 「ひとつ結びは、前髪がポイントになります。前髪をストレートアイロンで巻くときに、一度にやり切ろうとせず、表面と毛先で2段に分けて巻いてあげてください。そうすることでペシャッとせず、ふんわりとした前髪になるんです。表面と毛先で分けて巻いてあげるのがコツで、ハチ(頭のてっぺんとサイドの間の、最も出っ張っている部分)をあまり膨らませないこと。ハチの部分が張ってしまうとすごく頭が大きく見えてしまうので、カールをつける部分を間違わないようにしたほうがよいです」 こめかみ部分の前髪の巻き方にもコツが。「横に流すように巻いてあげると、しっかりとニュアンスが出て、すごくナチュラルな雰囲気になりやすいです。ボリュームをつけるところは前髪と毛先に絞って、あとは髪表面にストレートアイロンを当ててあげて、ツヤツヤに仕上げると素敵なひとつ結びになります」。