ポニーテールの落とし穴…なぜ野暮ったく感じる? 古臭くならない、ひとつ結びアレンジの攻略法【美容師解説】
■「なるべく手を止めない」ウェーブポニーを作る極意
もうひとつ、挑戦したいのがポニーテールです。高い位置で結ぶと、ちょんまげのように見えてしまったり、子どもっぽさや若作り感が出てしまう難しさもあります。Rumiさんは、おしゃれ感やモード感が高まるウェーブポニーがオススメだと解説。 【モード感たっぷりのウェーブポニー】:ウェーブの前髪を作り、髪全体を波巻きにするアレンジです。 「髪の表面を波巻きにするという工程があります。波巻きは、ストレートアイロンを一回一回止めずに動かし続けるのがコツです。アイロンで髪をギュッと挟むことが怖いからか、軽い圧で持ってしまう方が多い。一回一回止めてしまうので、カクカクなってしまう。親指と人差し指でしっかり力を入れ、アイロンをグーッと持ってほしいです。髪の毛をストレートにするときにギュッと引っ張りますよね。あの感覚でグーッと引っ張りながら、手首を滑らかに返すとカールがきれいにつきます。2秒ずつ、じっくり巻いてあげる。なるべく巻いている間は手を止めないで、引っ張りながら巻いていくようなイメージですね」 前髪のウェーブは、How to動画では2段に分けて進めていますが「もっとウェーブを出したい場合は3段に分けてやってあげるいい」とのこと。「3段に分けると、もっと根元からウェーブが出るので、さらにパワフルにボリュームある前髪を作ることができます」。 抜け感を出すニュアンスヘアアレンジは、「ひとつ結びをマスターすることでポイントがつかめるようになる」とRumiさん。 「まずは、いかに一つ結びをオシャレに見せられるかという部分を頑張っていただきたいです。前髪の毛先のニュアンスの作り方、後れ毛のニュアンスの作り方、毛先のニュアンスの作り方、その3つだけでいいので頑張っていただければ、すごく素敵なヘアアレンジができるようになると思います」 PROFILE/土田瑠美 福岡だけにとどまらず、モデル・タレント・インフルエンサーなど、美容業界やファッション業界の著名人からも絶大な支持を得ているヘアメイクアップアーティスト。Instagramへのアレンジ投稿をきっかけに火がついたヘアアレンジブームのパイオニア。サロンワークやブライダルメイク、各種撮影のヘアメイクを行いながら、ヘアアレンジ本の出版やヘアアクセサリーのプロデュースまで幅広く活躍中。Instagram:@ru0711