小池都知事定例会見7月21日(全文1)日本橋の高速道路を地下化への取り組み
30年度の組織定数について
それから最後に30年度の組織定数についてでありますけれども、ここは創意工夫を行いまして、ただ人を増やせばいいというのではなくて、増員に依拠することなく、スクラップ・アンド・ビルドによる効率的な執行体制の構築を進めていくという考え方でございます。これら方針を述べさせていただきましたけれども、まず計画、それから予算、組織定数、これが一体となって都庁全体としての総合力を発揮することによりまして、喫緊の課題の解決、それから成長に向けた政策を生み出して、積極、果敢に展開をしていこうというものでございます。 かつて私は自民党内にいい国勉強会っていうのをつくって、女性が暮らしやすい国はみんなにとっていい国だっていうので、そして女性政策をばっとまとめて、そのいくつかが今実施されているところでありますが、これは女性という観点で見て、さっきの結婚、出産、子育てという、こういう、人を中心にしたものですよね。で、第2弾も考えていたんですけれども、それは今度は男性が暮らしやすい国はみんなにとっていい国だ、にしよう。その次はシニアにとって、その次は子供にとって、その次は障害者にとって、全部人から見るということが重要じゃないかということで、みんなにとっていい国だっていうやたら長いテーマ、タイトルを1192委員会と。いい国、鎌倉幕府じゃないですけども、そういうふうにしました。 これは何かというと、だいたい役所でというか、それぞれ政策などの議論する部会なども全部、省庁の都合の縦割りになっているんですね。厚労省とか国交省とか。だから空き家問題と、少子化対策としての空き家活用っていうと、これ、なかなかそうはうまく、予算の取り合いとかもあって、現実にはうまくいかないことって多々あるんですね。だからそれは霞が関の都合でしょうという話になって、だからこそ人を中心にして考えると、そこでその人のライフステージで必要なことを考えていくというのが本来の行政の在り方ではないかと、私は常々思っております。 よって、こうやって今回、人ということを中心にして考えて、それによって全、関連する局、全庁横断的ですね。そうすることによって、例えばこっちが同じようなことで予算を取って、こっちでまた似通った予算を取って、ダブってなどということは、しばしば起こることなんですが、むしろ人を中心に据えることによって、よりワイズスペンディングで、かつその人自身にとって、その家族にとって、むしろ有効な施策になるのではないか、そういう考え方がベースにあるということをちょっと頭に残しておいていただければと、こう思います。ごめんなさい、最初がちょっと長うございましたけれども、これが1つ。 次、島でありますけれども、島嶼地域でEVを活用するという案であります。前にお知らせしましたように今、島嶼地域へ私、これまでも、ほぼ回って、回りましたけれども、まだ残念ながら伺っていないところがございます。そこで7月29日の土曜日に新島村を訪問いたします。新島村は新島そして式根島になるわけですけれども、島の景色それから宝物を、実際に私は宝探しに行って、島民の皆さんとの交流を深めていきたいと考えております。