小池都知事定例会見7月21日(全文1)日本橋の高速道路を地下化への取り組み
2020年に向けた実行プランの政策のブラッシュアップ
そして次に2020年に向けました実行プランの政策のブラッシュアップについてお伝えをいたします。3つのシティを実現して新しい東京をつくり上げていくために重点政策の方針2017の下で実行プランに掲げる政策をいっそう充実、洗練させていくことが必要ということで、その基本方針となります、あらためて人に着目した戦略の重点的な政策化、政策目標の新規設定、上方修正など5つのポイントから実行プランの政策にさらに磨きをかけていく段階に入ります。 次に平成30年度の予算見積もりの方針についてお伝えいたします。と同時に平成30年度の組織定数の方針でございます。予算の見積もり方針のポイントは3つございます。1つ目のポイントは先ほどの8ではありませんが、東京の持つ無限の可能性を引き出す施策を積極展開すること。それから2つ目のポイントはワイズスペンディングで都民ファーストの視点に立った取り組みを推進する。3つ目が東京2020大会の開催準備に係る取り組みを着実かつ効果的に進めることであります。 それでめりはりのうちの「めり」の部分でありますけれども、これは客観的に事実に基づくエビデンスベースによる評価ということを新たに実施することといたしました。このエビデンスベースによる評価って片仮名がまた並んで恐縮なんですけれども、これまでの政策立案では都庁内の経験とか予測など、ある種限られた情報に基づく分析、これがエピソードベースというもので、エビデンスベースというのとエピソードベースというもの、2つありまして、これまでがエピソードベースによる分析が行われて、それで計画途中で事業費が大幅に増加するなどのケースがまま見られたわけですね。豊洲の例なども1つ、それを、ケースかもしれません。 最初、もしくはまったく別のケースでも、最初は、小さく生んで大きく育てるというか、まずは事業を始めて、そこからどんどんいつの間にか増えてしまうといったようなことがままあるわけでございます。これは自治体のみならず企業においても時にはそういうこともあるわけでございます。そこで計画〓段階 00:10:21〓からほかの民間とか、他の自治体との比較や分析をもっと強化をしていくということで、事業費の適正化を図っていくというのがエビデンスに基づいたもの、エビデンスベースによる分析ということになります。また既存の施策についても聖域を設けないで、スクラップを徹底することでワイズスペンディングをいっそう推進してまいります。それによってまた予算を確保するということにもなります。