「サイクリング」が体と心にもたらす5つのメリット
サイクルパンツを履いて長い距離を自転車で走り、お尻を痛めることだけがサイクリングだと思っていない? サイクリングとはむしろ、心血管系の健康が向上し、日常のストレスを緩和でき、励まし合えるコミュニティ仲間に出会えること。でも正直、サイクリングによる恩恵はこれだけにとどまらない。屋内でフィットネスバイクを漕ごうと、屋外で自転車を走らせようと、このスポーツはペダルを踏む毎に心身の健康に多くのプラスをもたらしてくれる。 【写真】体型にも変化が…自転車通勤を1か月試したわたしが感じたメリット・デメリット 「サイクリングは、精神的、感情的、身体的なストレスや緊張を解してくれます」と話すのは、世界最大のインドアサイクリングスタジオ「Cyclebar」でトレーニング部門の責任者を務めるカレン・マクスウェル。「脂肪燃焼を促し、心臓の健康を向上させ、筋肉の持久力を高めるのに素晴らしいエクササイズで、体への負担も少ないんです」 自転車(室内用か屋外用)を手に入れるか、サイクリングのクラスに参加しさえすれば、あなたもすぐにサイクリングを始められ、自分のペースで持久力、筋力、体力を鍛えていくことができる。 ここからは、室内でペダルを漕ぐか、屋外でサドルに乗るかに関係なく、サイクリングをすることで得られる具体的なメリットをアメリカ版ウィメンズへルスから詳しくみていこう!
1. 体への負担が少なく、初心者に優しい
サイクリングは、関節や腱、靭帯に余分な圧力や強度を加えずにできる低負荷な運動。そのため、スポーツ医学誌『Current Sports Medicine Reports』によると、サイクリングは運動を始めたばかりの人や怪我をしている人、リハビリが必要な人、変形性関節症を患う人にとっても好ましいエクササイズ。とはいえ、なにか新しいことを始めるときは、必ず医師に相談してから行うように。「サイクリングはフィットネスのレベルに関係なく、誰もが取り組みやすい有酸素運動です」とマクスウェル。「ベテランのアスリートにもフィットネス初心者にも最適なスポーツですね」