「サイクリング」が体と心にもたらす5つのメリット
2. 筋力がつく
「サイクリングはまさに全身ワークアウトです」とマクスウェル。「自転車にかける抵抗(屋内の場合)や坂の勾配(屋外の場合)次第で、筋肉や筋力をいくらでも鍛えることができます」。筋トレの効果を上げるには、抵抗や傾斜を加えて下半身の筋肉をしっかり鍛えるようにしよう。腕や体幹などの上半身の筋肉は、自転車に乗っている間のバランスと安定性を維持するために常に使われているんだそう。研究によると、屋内のフィットネスバイクは足の筋力(とバランス)を増強させることがわかっている。
7. 新しい友達付き合いができる
長距離サイクリングは、誰かと一緒に行くほうがきっと楽しい時間になる。今では、気軽に参加できるサイクリングコミュニティもいっぱい。初心者向け、女性限定、ロードバイク、グラベルロードバイク、マウンテンバイクなど、自分にぴったりなグループを見つけることができる。人間は帰属意識が必要で、実際に米国疾病予防管理センターは、強い社会的なつながりが心臓疾患や脳卒中、認知症、うつ病、不安障害のリスクを減少させると表明している。 社会的なつながりを持つことは、ヘルシーな習慣や運動を確立するのに役立ち、睡眠の質まで改善する。「誰かと一緒に運動やサイクリングをすることで、運動によりコミットできるようになりますし、同じ志を持つ仲間たちとの関係を築くことができます」とマクスウェル。「Cyclebar」のような屋内のサイクリングスタジオでも、屋外で一緒に走る仲間を見つけることは簡単。
9. 快感ホルモンが分泌される
髪を風になびかせながら自転車で坂を下る瞬間は、心臓が高鳴るほどウキウキする体験になる。上り坂ではちょっと自分を追い込んで、下り坂では思いきり楽しむこと。新しいチャレンジをする準備ができた人は、さらに多くの機能を兼ね備えたマウンテンバイクを試すといいかも。違った景色を眺められるし、新しいスキルも習得できる。アマートいわく、サイクリングをした後で放出されるエンドルフィンは、ワクワク感と心の健康にプラスに作用する。「サイクリングはストレスを和らげ、気分や自尊心が高まり、今この瞬間に自分のために取り組んでいるアクティビティに意識を集中させることによってマインドフルネスを実践できるので、精神的な幸福感が向上するのです」
10. ダイエットに有効
欧州肥満学会誌『European Journal of Obesity』に掲載された2018年の研究によると、サイクリングを週に一時間半以上行った参加者は、まったくしなかった参加者に比べて体重が少ないことがわかった。サイクリングをする時間をさらに増やすと? 研究によると、サイクリングをする時間が長いほど、腹囲と体脂肪率が低いという結果が示されている。アマートいわく、サイクリングは時間に余裕がない人にもオススメな効率のいいワークアウト。「10~15分という短い時間でトレーニングができるHIITエアロバイクは、多忙な生活を送っている人たちに有益なエクササイズです」