銀座の中心地で黒毛和牛の様々な部位が味わえる〈江戸焼肉〉は、ここ一番の強い味方!
日本が世界に誇る食材といえば和牛。和牛の中で最もポピュラーな黒毛和牛を銀座という地で堪能できるのが、2022年5月30日にオープンした〈江戸焼肉〉だ。オープンしてからすぐに評判となり、たった6席しかないスペシャルシートなので、予約困難店になっている。
〈江戸焼肉〉料理長を務める近重泰輔さんは、もともとは関西でダンサーをしていたという異色の経歴でありながらも、現在は株式会社ICEの総料理長も兼任している。それまでは料理に縁がなかったが、〈焼肉 西麻布 けんしろう〉で料理に携わるようになり、牛肉の目利きや扱いを極めたという職人だ。持ち前の人当たりのよさと、華麗な手さばきでゲストを魅了するとともに、最上の肉料理を味わわせてくれる。
店内は木目調で、上質で落ち着いた雰囲気。一枚板のカウンター6席だけで、クローズドな美食が紡ぎ出されている。ここで味わえるのが、近重さんが目の前で調理してくれる、おまかせの“江戸焼肉 ~近重前~”(3万3000円)。10種類を超える珠玉の料理がコースになっていて、牛肉の至味を存分に味わうことができる。 コースの中で特筆するべきは、鳥取県の“純血但馬血統万葉牛”を用いた珠玉の料理たち。希少な純粋の但馬牛の系統で、豊富なオレイン酸を有していて、脂の切れがよく、コクや旨味も抜群。
最初の一品から“純血但馬血統万葉牛”が使われており、“ひと焼き”ではヒレをタレ焼きで味わえる。やわらかしっとりに仕上げられていて、いきなり“純血但馬血統万葉牛”の妙味に引き込まれる。
次は冷菜の“冷たいニラレバ”。1週間血抜きをしてアイスエイジングしたレバーは、慎ましやかな味わい。上に乗せられたコクのあるタレのジュレと香ばしいニラが、これまたレバーによく合う。
“純血但馬万葉牛 肉寿司”は、ひと工夫を施した肉寿司。米からご飯に変わる状態の“煮えばな”が使われているから、シャリの味わいが優しい。リブロースはジューシー感がたっぷりで、シャリとの一体感もある。上には近重さんのヒゲを模した海苔が乗せられていて、遊び心が満載。