【選手権】強豪校vs躍進校に「赤い彗星」も登場!3回戦第1試合見どころ
1月2日、第103回全国高校サッカー選手権の3回戦8試合が首都圏内の4会場で行われる。ここではそのうち12時5分から同時キックオフとなる第1試合の4試合について、見どころを紹介していきたい。 【フォトギャラリー】2回戦試合風景 まず埼玉県さいたま市の・浦和駒場スタジアム会場では2回戦では正智深谷(埼玉)を2-0と寄せ付けなかった赤い彗星・東福岡(福岡)が、新潟明訓(新潟)から6ゴールを奪って初戦を突破した阪南大高(大阪)と対戦。DF4大坪聖央(3年)を中心に2試合無失点と堅守が光る東福岡に対し、新潟明訓戦2ゴールのFW7硲冬真(3年)をはじめ、強烈な攻撃力を有する阪南大高が先制点を奪えるかが最初の見どころとなりそうだ。 東京都世田谷区の駒沢陸上競技場会場では2回戦で龍谷富山(富山)に1-0で競り勝ち、初の選手権2勝&3回戦進出を果たした松山北(愛媛)が、初戦で津工(三重)を2-0で下した地元・堀越(東京A)と対戦する。2試合共にDF4遠藤優仁(2年)を軸として守備で消耗度の高い試合を演じてきた松山北の劣勢は否めない状況ではあるが、第71回大会の南宇和以来、実に32大会ぶりとなる愛媛県勢2試合連続選手権完封勝利の大偉業を成し遂げた自信を力に変え、トップ下から飛び出す10三鴨奏太(2年)から連動する堀越の攻撃を防ぎたい。 千葉県千葉市のフクダ電子アリーナのカードは、矢板中央(栃木)vs上田西(長野)に。矢板中央は日章学園FW14高岡伶颯(3年)に苦しめられながらも試合のポイントをつかんだ動きで、上田西も徳島市立の攻撃力をハイプレスで封じて勝ち抜く試合巧者ぶりが光る2回戦だった。矢板中央にはFW11朴大温(3年)、上田西にはFW11高橋亮雅(3年)というジョーカー役も控えるだけに、最後まで目が離せない戦いとなりそうだ。 そして神奈川県川崎市のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu会場では東北学院(宮城)と地元・東海大相模(神奈川)とが激突。キャプテンのDF3阿部幹太(3年)らが身体を張って滝川第二(兵庫)に13本のシュートを浴びながらも無失点に封じた東北学院が、後半アディショナルにDF4佐藤碧(3年)のゴールで逆転勝ちした東海大相模の勢いをいかに吸収できるかが勝敗を分けるターニングポイントとなる。