美しい人、飯島直子。「いくつになっても女性であることを楽しんだほうがいい」
Kaori Oguriさんをプロデューサーに据え、豊かな人生経験を持つ女性たちの、内面から醸し出される“大人の美しさ”に迫る、ファッションと融合した新たなグラビア企画「美しい人」。 連載/美しい人
第2回ゲストとしてご登場いただいたのは飯島直子さん。1988年に芸能界デビュー後、“元祖癒し系”として一世を風靡、その後も映画やドラマ、バラエティで活躍を続け、変わらぬ美しさが度々話題になる飯島さん。vol.01、vol.02に続き、最後のvol.03は大人なウエスタンスタイルで登場!
その人がいるだけで朗らかになれたり、どこか頼れる。そんな人になりたい
── 飯島さんがご自身のなかで大切にしているのは、どういった美しさですか? 飯島直子さん(以下、飯島) なんだろう? 特にないけど……。でも、女であることを忘れないようにはしています。ある時、うちの母親が「女は灰になるまで女なんだよ」と言っていて。聞いたのが結構前のことだったから、私は“すごいこと言うな、お母さん。そんな色気づかないで”って思ったんですよね(笑)。それはうちのおばあちゃん、“ばっば”から母が受け継いで私に伝えてくれた言葉なんですけど、その意味というか思いはすごく伝わりました。 母もおばあちゃんになってシミやシワがたくさんあっても、女さしさというか女を忘れていない人だったので、見ていてすごいなと思っていました。でもそれは男性のためとか誰かのためにとかいうことではなく、せっかく女に生まれてきたんだから、いくつになっても女性であることを楽しんだほうがいいなと思います。
── お母さまも美しい方だったんですよね。 飯島 母親は美意識の高い人だったので、そういう部分は尊敬しています。私みたいにすっぴんで写真を撮ったりするような人じゃなくて、そこは姉も同じなんですよね。だから、私にはちょっとマネできないし、すごいなって思うんですけど、それを姉に言うと「いや、あんたのほうが不思議」って言われちゃうんです(笑)。