モノを「買っては飽きる」生活には、「2割の余白」をつくるべし。バッグやクローゼットにゆとりを持たせる方法とは
セールで買った洋服、安さ重視で買ったインテリア…気がつくと家の中がモノで溢れてしまっていませんか?小さな暮らしをすすめるミニマムリッチコンサルタントの横田真由子さんいわく、「上質なものを少しだけ持つ軽やか暮らしで、人生がより素敵になる」とのこと。より自分にあったライフスタイルの魅力とは――横田さんの著書『本当に必要なことはすべて「小さな暮らし」が教えてくれる』より一部抜粋してご紹介します。 【書影】自分にあったライフスタイルへと仕立て直す方法について紹介『本当に必要なことはすべて「小さな暮らし」が教えてくれる』 * * * * * * * ◆「詰め込まない」毎日の習慣 小さな暮らしにシフトして良かったことは、モノも時間も気持ちも、「詰め込まない習慣」が身についたことです。 バッグもクローゼットも、2割の余白をキープします。 バッグに荷物をパンパンに詰め込むと型崩れの原因となって長持ちしませんし、クローゼットも、手が入らないくらいハンガーがびっしり並んでいると、いざ、着ようと出したスーツはシワシワ、アイロンをかける時間もなく、取り急ぎ着て家を飛び出したものの、何だか憂鬱な気分で1日を過ごすなんてことにもなりかねません。 ●バッグ バッグの中に入れるものは、数を絞るだけでなく、大きさも選びます。 すべて「手のひらサイズのモノ」を選ぶ習慣で、2割の余白ができるのです。 バッグの中に入れる財布やコスメ、ハンカチ、ハンドクリームなど、すべて「手のひらサイズのモノしか入れない」と決めます。 バッグの中で大きくなってしまうのは、財布と化粧ポーチなので、いまより一回り小さいモノにします。 小さいポーチに入れるモノは、手のひらサイズのモノだけ。そうすれば、詰め込むことなく、余白ができます。
◆余白のあるクローゼットの作り方 ●クローゼット クローゼットに2割の余白をつくるには、まずは8掛けの量を把握することから始めます。 私のクローゼットは、目いっぱい入るハンガーの量は50本ですので、8掛けの40本に絞ったことで、余白ができて使いやすくなりました。 春夏物で20着、たとえばスーツ(セットアップ)3、ボトム3、インナー(ブラウスやシャツ)5、上着(軽めのジャケットやカーディガン)3、Tシャツ4、ワンピース2が目安です。 同じように、秋冬物で20着、スーツ(セットアップ)3、ボトム3、インナー(ニットやブラウス)7、上着(パーカーやブルゾン、コート)5、ワンピース2 などです。 ライフスタイルに合わせて、それぞれのアイテムの数を洗い出してみましょう。 できるだけ、すべての洋服をハンガー掛けにした方が、何を持っているのかが一目でわかります。 手放すべき2軍候補が選べないときは、着たものを毎日、手前側に掛けていくことを習慣にしてみます。そうすると、ずっと奥に掛けたまま、着る出番のなかったものが2軍候補です。