芸人・柳瀬たかおさんが49歳で逝去 「虚血性心疾患」の前兆となる初期症状とは
「虚血性心疾患の前兆」についてよくある質問
ここまで虚血性心疾患の前兆などを紹介しました。ここでは「虚血性心疾患の前兆」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。 Q.虚血性心疾患を発症しやすい季節はありますか? A.寒くなり始めた10月から虚血性心疾患は増えはじめ、12月から2月頃にピークを迎えます。原因としては、寒くなると血圧が上昇すること、また暖かい場所から寒い場所に行くと血管が収縮を起こし、過剰に収縮した場合には血流障害を起こすことが考えられます。浴室での事故が多いため、脱衣室を暖かくし、浴室との温度差を少なくしましょう。また収縮期血圧180mmHg以上または拡張期血圧110mmHg以上の時、アルコール摂取時は入浴を控えるようにしましょう。
編集部まとめ
虚血性心疾患の前兆は胸部症状だけではなく、多岐にわたります。胸の痛み、不快感が強い場合はすみやかに医療機関を受診するとは思いますが、それ以外の場合はなかなか前兆と気づきにくいと思います。とくに高齢者、女性、糖尿病の人では嘔気、嘔吐、食欲低下などの消化器症状や体のだるさの症状が多いとされています。一般内科、消化器内科を受診することが多いと思いますが、胃薬などの薬での治療を行っても改善しない場合は、循環器内科を受診しましょう。 ※この記事はメディカルドックにて【「虚血性心疾患の前兆となる初期症状」はご存知ですか?発症しやすい季節も解説!】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
この記事の監修医師 大沼 善正先生 昭和大学医学部卒業。昭和大学病院、関東労災病院を経て、現在はイムス富士見総合病院勤務。総合内科専門医、循環器専門医、不整脈専門医、医学博士。