小池都知事が定例会見7月9日(全文1)50代はワクチン接種を積極的に受けて
新しいサステナブルリカバリーとしての日常
きのう、夜遅い時間まで皆さま方には記者会見を、皆さま方に対しましての記者会見を行わせていただいて、そのあと私も都庁を出たあとも繁華街などを見て回りましたけれども、雨がそぼ降るにもかかわらず、かなり多くの方々がマスクをしている方、そうでない方、いろいろでありますけれども、かなり多くの方が出ておられると。路上でバーを開いているような方などもある。いろんな工夫をしながらということなんでしょうけれども、今、なんのためにこれをやっているのか、そしてコロナ対策をしっかり行うことによって、またワクチンの接種もそうでありますけれども、より平穏な日常が戻ってくる、もしくは新しいサステナブルリカバリーとしての日常がつくられていく。ここはぜひとも皆さま方のご協力をお願いしたいと思います。 それからワクチンです。現在、高齢者の方への、これはワクチンというよりは50代の方の話なんですが、高齢者の皆さま方のワクチン接種、順調に進んでおります。7月目途にということで進めているわけですが、そのこともあってか入院患者数、重症患者数、高齢者というよりは今50代の方が一番多くなっている。そしてこの50代の方っていうのは管理職、企業などでも社会的責任のある立場の方が多いと推察されるわけであります。よって、ご自身の健康というのは会社の経営者であったり管理職としての立場ということを考えますと、そこは健康を守っていただきたい。そしてこの50代の方々を考えますと、感染経路、家庭内、今、ポーションとすれば家庭内が一番多いんですけれども、家庭内でゼロから発生することはないわけで、どこかからか持ち込まれる、それは職場、また飲食で感染をした中で持ち込まれている可能性は高いとされています。
1日当たり約10万回のスピードで接種が進む
それから国のほうもテレワーク、あらためて徹底しましょうという声を掛けておられますけれども、職場においてテレワーク、これも徹底をしていただきたい。部下、そして後輩の皆さんにも、感染防止対策の徹底を企業の経営者として、また、管理職として、それを徹底していただきたいと思います。 これ、50代の方々に的を絞り、また、ワクチンについても50代の方々、できるだけ積極的に受けていただくことがご自分の日々の活動などに支障が来たされないためにも必要なことだというふうに思いますので、職域などでもワクチン接種が進んでおりますので、そういった方々、年代の方、特に受けていただくようにお願いをいたします。 で、そのワクチン接種でありますが、都内では現在、1日当たり約10万回のスピードで接種が進んでおります。医療従事者の方々、これは約50万人ですけれども、ほぼこの方々は接種を終えておられます。高齢者についても先ほど申し上げましたように、7月中には希望する全ての方々の接種は完了するという予定であります。今後、高齢者以外の若者、そして中高年の接種が本格的になるわけでありますけれども、先ほどの50代問題もそうですけれども、特に社会、企業などの中核を担う50歳代の重症者の発生が、これはワクチンのほうですね、重症者の発生が急速に増加していることが世代ごとの数字で分かるわけですから、あらためて、この50歳代に対してのワクチンの接種を集中的に進めていく、都としてもこの点について国に対しても働き掛け、要望をしたところでございます。 そして、すいません。そして今度は逆に若い方々でありますけれども、ワクチンに対する正しい知識の普及、これもSNSなどでいろいろといろんな情報、正しい情報、そうじゃない情報、いろんなのが紛れて、いろんな情報が渦巻いているようではございますけれども、ぜひとも正しい知識の普及を図って接種をいっそう加速していかなければならないと考えております。引き続き区市町村、そして職域とも連携をしながら、この効果的な接種を進めていくということです。 ご承知のように都が行っておりますワクチン接種センターも、今日も南と北の都庁における接種センターも、大変多くの方々が来ておられます。これまで都が行いました接種の状況でありますけれども、これまでに約14万回の接種を行ったことになります。都庁展望台、それから築地会場、こちらのほうは今週の火曜日から、今度は代々木のほうにライブサイト会場を活用してのワクチン接種センターの運営、すでに開始をしているところです。