ECユーザーが配達に求めるのは「無料」「スピード」。カゴ落ちの理由+安心できる配送条件+実店舗受取割合など最新の消費者意識
最も回答者が少なかった配送方法は、「小売事業者が持続可能な配送方法を採用していることを重視する」(4.94%)というものでした。
■ 7割超の回答者が送料無料サービスを利用 アンケートに回答した消費者の4分の3近く(72.85%)が、過去6か月の間、EC利用時に送料無料サービスを受けました。配送料を支払ってECを利用した人は44.03%となっています。また、通常よりも配達が速いスピード配送を利用したと回答した人は12.64%でした。 42.35%の人がAmazonの注文で当日配送を希望しています。 回答者の約4分の1(25.07%)は、米最大のディスカウントストアチェーンTarget、世界最大の家電量販店Best Buy、米に本社を置くホームセンターチェーンThe Home Depotなど、実店舗を持つ小売事業者からの当日配送を望んでいます。 回答者のうち15.99%の人は、EC専業の家具販売事業者Wayfairや、過剰在庫や処分品を集めて格安でオンライン販売するOverstock(現在はBeyond Inc.傘下)など、実店舗を持たないAmazon以外の小売事業者に当日配送を注文しています。
約4分の1(25.17%)の人は、注文した商品の販売者が他の注文とまとめたり、配送時のサステナビリティを向上させたりできるように「配送が遅くなっても待つことに同意した」と回答しました。
■ 実店舗で受け取る人は2割超 消費者はECで何を注文し、それらの商品をどのように受け取ることを選んでいるのでしょうか? 調査結果から見られた傾向は次の通りです。 ・食料品以外の商品をECで注文し、実店舗で受け取る(24.28%) ・食料品の宅配(23.49%) ・食料品をECで購入し、実店舗で受け取る (22.61%) ・食料品、食料品の即日配達サービスを展開しているInstacart社、フードデリバリーを展開しているDoorDash社、ギグワーカーによる宅配サービス事業を展開しているRoadie社などが運営するアプリの配達サービスを利用して食料品を注文(12.83%) ・Instacart社、DoorDash社、Roadie社などが運営するアプリの配達サービスを利用して、食品以外の商品を注文(8.98%)