ECユーザーが配達に求めるのは「無料」「スピード」。カゴ落ちの理由+安心できる配送条件+実店舗受取割合など最新の消費者意識
他の消費者はオンラインで注文し、配送先を以下のような場所に指定しました。 ・小売事業者の店舗以外の受け取り場所(15.6%) ・Amazonが運営する、集荷と返品を取り扱う店舗(15.0%) ・ショッピングモールやコンビニなど、Amazon以外の場所に設置されたAmazonのロッカー(13.23%) ・UPS社やFedEx社が運営するロッカーなど、荷物の宅配ロッカー(9.18%) 少数ですが、次のような方法で返品している消費者もいます。 ・ショッピングモール内での受け取り・返品センターで返品(7.5%) ・Amazon以外で購入した商品を、米薬局グループ大手であるWalgreensのような小売店の返品コーナーで返品(7.4%) ・Amazon以外で購入した商品を、返品事業を担うHappy Returnsのような実店舗で返品(7.11%) ・車中から返品(4.34%)
サステナビリティ、関心はあるが追加料金は支払いたくない人が多数
回答した消費者の5分の1以上(23%)が、環境について懸念しているものの、環境に配慮した取り組みのために高いお金を払うつもりはなく、環境への配慮はあくまで小売事業者にのみ対応を求めています。 ECが環境に与える影響について関心がなく、追加の料金も支払いたくないと回答した人は17.18%。その一方で、環境問題に関心があり、小売事業者が環境に配慮した考えを持っていたり取り組みを行っていたりするなら、そのために追加でお金を払う意思があると回答したのは14.02%でした。
この他、ポイント還元や次回注文からの割引などのメリットがあれば、環境に配慮した選択肢を選ぶと回答した人も18.07%います。
最も満足度が高い配送方法は宅配ボックス
アンケートに回答した消費者のほぼ半数近くは、自動運転車によるオンライン注文の配送に不安を感じています(45.01%)。また、同じく半数近くが、ドローン配送にも不安を感じています(44.72%)。 約3分の1の人は、自宅ガレージ内の配達(35.64%)にも、自宅のなかまで届ける配達(30.5%)にも抵抗があります。